コースによって、カリキュラムの違いはあります。
まず、Zは、わかりやすく言うなら、高校3年分の勉強内容を2年生までにほぼ終えて、最後の1年を受験勉強に充てるようなイメージなので、Sとは授業の進度がぜんぜん違うようです。
他に、Zだけ夏休みや冬休みの勉強合宿があったり、長期休み中の登校日が多かったり、特定の
模試や早慶の説明会がZ生だけ対象だったり、Z生だけ対象の研究プログラムや校外研修があったり…
Zならではのカリキュラムが、多く用意されているようです。
でも、それだけ競争も熾烈で、ついてゆけなくて大変な生徒もいるようです。
自分に合ったコースに行けるのが、やはり結局は良いのではないでしょうか。
ちなみに、Sコースの最高成績クラスだと、そのうちの25%くらいの生徒が、水戸一落ちの子たちだと聞いたことがあります。あまり数は変わらないけれど緑高落ちの子たちがいちばん多いとか言ってたかな。そして、単願の子たちが、やはり同じくらいいるそうです。
課題は多いですがZほど勉強ばかりに縛られる感じではなく、それぞれに自分なりの生活が描けるメリットもあるようです。
ちなみに、そのクラスの上位層は、Zの下位層より、成績も良く、行く大学も上位だそうです。
成績順のコース分けやクラスというのは、シビアなようですが、実力に合った授業が、やはり確実に学力をつけていくのに最適なのではないでしょうか。
無理してでも上のコースに入って必死でくらいついて行くのもアリでしょうが、SコースにはSコースの良さもあるのでしょう。
Zコースへの誘いを得られても敢えてSコースを選ぶ生徒も、少なからずいるようです。