選抜特進、特進の生徒は成績が良くて評定をクリアしてても推薦はもらえません。
と言うより、この2つのコースはセンターや一般受験をして進学すると言う事が前提なのです。
なので学校HPのコース紹介分をよく読んでみてください。
・特進
難関私立大の一般入試に対応する実力を培います
・進学選抜
中堅私立大の一般入試や推薦入試に対応する実力を培います
と書いてあるように、選抜特進・特進には推薦入試の事は書いてありませんが、進学選抜・進学コースには推薦入試の事が書いてあります。
なので大学推薦をもらえるコースは
進学選抜・進学・アスリート選抜の3コースのみになります。
その事を知っている生徒・保護者は、成績では特進に行ける
偏差値でも受験を推薦で済ませたいので、1ランク落として進学選抜に在籍して進学選抜でトップの成績を維持している人もいます。
まぁ自分の行きたい進学先が指定校推薦にあれば推薦で受験を終えられて楽ですが、希望の進学先が指定校推薦になければ一般受験しなければならないのには変わりありませんけどね。
↑の続きです。
まぁ生徒・保護者目線で考えたら、なんで優秀なのに推薦をもらえないんだろうと思うでしょうが学校目線で考えればスッキリ理解できますよ。
指定校推薦は中堅以下の大学でしか選択肢がありません。
国公立に推薦はもちろんありませんが、今は分かりませんけど私が在籍していた時はいわゆる六大学と言われるような難関私立の推薦もありませんでした。
ちなみに指定校推薦と言うものは、高校と大学とのつながりでの推薦なので、毎年の状況によって推薦枠が増えたり無くなったりします。
つまり学力優秀な生徒には推薦枠に無いような
偏差値の高い大学に進学、もしくは受験合格だけでもして高校の箔付けをしてほしいのです。
下世話な言い方をすれば、この箔付けのために成績優秀者を
特待生にしてお金を払っているわけです。
それで、センターや一般入試突破が厳しい生徒には全体の進学率を上げるために推薦を出すという事です。
いわゆるどこの塾や高校でも○○大学合格!!進学率○○%!!とパンフレットに書いてあるもののカラクリはこうなっているのです。
私立高校は進学面や部活動の成績などでこのようなウリをつくって受験生や入学者を集めて学校経営をしていかなければ学校が成り立ちません。
公立高校は指定校推薦があっても私立高校に比べればごくわずか、先生達も進学相談に不親切とよく聞くのは私立と違って学校経営をする必要がないのでこのようなウリを作る必要がないためです。
学校経営面から推薦についてを回答しましたが「学校の箔付けのために進学先を強要されるかも…」と誤解を与えていなければいいのですが…。
確かにこれは1つの側面ですが、学校として生徒の希望の進学を応援すると言う事がメインですので、生徒の希望を尊重しますし、大学進学にしても専門学校や就職にしても先生たちは最大限支援してくれる学校ですよ。
長々と長文になってしまいましたが、ご理解いただけましたでしょうか?