美術の基礎があればいいんじゃない?
文芸部あるから、小説も書きたいなら書ける環境だと思う。
ただ
美術科だと進学は芸術系大学を目指すカリキュラムになるから、大学選択の幅はどうしてもやや狭まりますよ。芸術系大学に進学しないなら大学進学においては履修すべき教科が足らず、不利です。
客観的に言わせてもらうと、作家があなたの最終目標なら、せめて普通科にして、絵は独学でもいいのではという気がします。そもそも本末転倒のようなきがします。
松陽は普通科にも絵の上手な人、美的センスが高い人は割といますよ。おそらく松陽の独創的な雰囲気に憧れて入学してくる人が多いからではないでしょうか?文化祭などはかなり見応えありますよ。周囲の環境(全体的な美意識の高さ)、それだけでも十分な刺激になると思います。
作家は多角的な教養が求められると思いますので、視野を広げるためにも難関大などを目指した方が現実的かと思います。
この男の子はさ、作家っていうよりもあらゆる分野で総合的な表現が出来る芸術家志望なのかもね。
親御さんがどういう理由で反対しているのでしょうね。経済的なことなのか、夢見がちなことを言わないで実を取れということなのか、あるいは両方なのか。
自分の置かれてる境遇をきちんと理解して、自分の選択肢はいかなるものかを見極めた上で、将来を思い描いてみてください。
ちなみに余談ですが
小林賢太郎はご存じですか?
実に気鋭なアーティストさんです。言葉遊びがお得意なようで文章も書けます、絵や映像、舞台装置なども手がけます、コントもやります、パントマイムや手品、自作の舞台小道具を用いたコント舞台は海外での評価も高いようです。
直感的にあなたの目指しているのはこのような人なのかな・・・と思いました。ご存じなければ是非ネットで調べてみてください。
個人的には私もいまのところは普通科でいいかと思います。感受性の豊かな時期は、選択肢が広い方がいいと思います。
回答ありがとうございました。
確かに、普通科の方が将来性もあって、大学なんかも目指せるので、学べることも多いですよね。
それは母や兄にも言われました。
僕の親が反対するのも、「最終目標とそぐわない」や「進路が決まられてくるから、大学でやれば良い」ということでした。
でも、母の言うことはいつも矛盾していて、憤りを覚える時がしばしばありました。
「貴方がやりたいように」と言ってみたり、「専門的な奴は、貴方に合うんじゃない?」と言う割りには、「大学目指すなら、違うでしょ?」とか「もっと考えて物を言いなさい」と言われたり。
適当に言っているのでしょうね。
もう慣れましたが。
本当に、貴重な時間を割いて回答してくださり、ありがとうございました。
僕が作家さんになれたら、応援してください。
あ、小林賢太郎さんなら知ってますよ
確か、大喜利猿とか小林賢太郎戯曲集みたいなのとか書いてらっしゃる方ですよね
総合的に出来る人って良いですよね
僕もそんな風になれるように、がんばります。
因みに僕は、絵師さんならおにねこさんとか好きですね。作家なら重松さんが好きです。
どうやらこちらが懸念していたような切迫した経済的理由による反対・・・ではなさそうですね。だとしたらあなたはだいぶ恵まれていますよ。
>適当に言っているのでしょうね。
とあなたはぼやいていますが、お母様はきっと適当には言っていないと思います。一緒に悩んでくれてるんですよ。漠然とあなたの秘めた可能性を非常に楽しみになさっていて、それをどう生かせばいいのか、何が最善な選択か、お母さんも迷っておられるんです。
若干あなたの認識に誤解があるような気がするので補足説明しますが美術科の生徒は全体的にきわめて優秀です。年度によってはですが松陽高校の事実上のトックラ・・といえる時もあり、普通科のトックラと例年競合しています。美術科の生徒の中には旧帝を狙えるだけの学力を有しているような生徒もそこそこいるのです。そんな彼らははなから芸大志向なので旧帝には見向きもせず・・・というのが実際です。彼らが旧帝をこぞって目指せば松陽の進学実績はこれまでと全然違うことでしょうね。でもそれで学校側も彼らやそのご家族も一向に構わないのです。彼らは松陽進学を決めた時点で、生涯美術に関わるという気概をもってしっかり道を定めており、また学校側もそういう彼らの希望を叶えるべく指導にいそしんでいるのですから。
とりあえず今は美術をやっておく・・・という刹那的な発想では決してないのです。
あなた自身が言われてましたが・・・全く覚悟がないという意味では、あなたは確かに「場違い」ですね。
一方普通科の生徒は勿論意識をもった優秀な生徒もいますが、残念ながら特に努力もせず「自分が入れる学校が松陽だったから松陽に来た」というような生徒もいます。何の気概も持たない生徒にとっては、普通科=将来性があるとはいえないでしょう。
せっかくの普通科の特性を活かそうとする意識を持たない人間が、普通科に在籍したところで何もならないのです。
幸いあなたは将来への展望を持っています。こうありたいと願う自分に近づくためにはどうしたらいいのか考えてください。松陽高校はあなたのような、各方面にアンテナを張った感受性の鋭い人には、まさにうってつけの学校と言えます。どちらの科を選ぶにせよ、あなたの感受性をきっと大事に育んでくれますよ。どうかきちんとご家族と向き合って話し合ってみてください。基本的に芸術を学ぶにはお金がかかります。かかる割には、それを生業にしても対価はさほどのものでもありません。好きなことを職業にする厳しさ・・というものも覚悟しなければいけません。そのことをあなたもご家族も受け入れられるかという核心部分まできちんと踏み込んでどうか話し合われてみてくださいね。
作家だと重松さんがお好きなのですね。私のいとこ夫婦は重松さんのある書籍の装丁に携わりました。いとこの旦那さんはもともと写真家志望でしたが今ではイラストレーター、いとこは画家志望でしたが旦那さんのビジネスパートナーとしてイラストを生かし装丁デザインの仕事をしています。将来の職業というのは、自分が思い描いていたものとはちょっと変化するかもしれませんが、自分のアンテナを信じて追究していくことでたどりつくものだと思います。その第一歩としてまずは家族の理解、サポートが何よりですよ。