https://www.city.choshi.chiba.jp/sisei/kaikaku/files/02gyoukakushin2shiryou1.pdf#search=%27%E5%B8%82%E7%AB%8B%E9%AB%98%E6%A0%A1+%E9%BB%92%E5%AD%97%27 市 政 の 課 題
4 市立高校の運営
平成14年に始まった県教育委員会の高校再編の動きを受けて、本市では、
平成20年4月に市立高校の再編統合を行い、それまで銚子高校と銚子西高
校の2校あった市立高校を銚子高校に統合(注1)、平成22年8月には
旧銚子高校の跡地に新校舎を建設し、9月に新校舎へ移転し現在に至って
いる(注2)。
県内の市立高校は、本市を含めて6市に7校(千葉市2校、船橋・松戸・
柏・習志野・銚子市に各1校)あるが、6市の人口規模(国勢調査人口)を
比べると、本市が6万4千人で一番小さく、次いで習志野市の16万8千人
となっている。
また、昨年度の在校生971人(定員:一学年320人)の出身中学校の
所在市町村をみると、銚子市内が41%、県内その他市町が旭市・香取市で
各12%など計30%、県外の茨城県神栖市が残りの28%(注3)などと
なっている。
入学料・
授業料などは、市の条例(市立高等学校設置条例)で定めており、
入学料5,650 円、
授業料年額118,800 円(月額9,900 円)などとなっている
が、これは県立高校と同額で、茨城県の県立高校とも同額となっている。
市立高校については、市の財政難などもあって、市内から通学する生徒が
40%の高校を、今後も今の運営形態のままとするのかについては、議論の
あるところとなっている。
http://www.huffingtonpost.jp/taro-kono/choshi-budget-screening_b_8074286.html 河野太郎
自民党衆院議員、元法務副大臣
危機的な銚子市の事業仕分け
最後の事業は高等学校管理運営事業で、市立銚子高校をどうするべきなのかという議論でした。
たしかに歴史のある市立高校かもしれませんが、現在の銚子市に、市立高校を運営していくだけの理由と財政能力があるのかどうか。
また、市立銚子の高校生のうち、市内から通学するのは四割ですが、市外から来る高校生に何も追加負担を求めなくてもよいのかどうか議論になりました。
一般会計から七千万円ぐらいの持ち出しになっていますが、それを銚子市民が税金という形で負担するのがよいのか、そこは市外からの通学者に受益者負担という形で求めるのか。
また、市立銚子高校の施設の管理運営はPFI事業として公募プロポーザル方式で入札されたが、やはりコストが極めて高くなっていることが問題視されました。
また、将来的に、高校の生徒数が減少していくことが予想される中で、長期的に施設管理コストがPFI事業として固定されているため、銚子市の負担額が大きくなることも問題として取り上げられました。
なぜ市立高校が必要なのかという問いに対して、行政からは、かつて創立の時の考え方はこうだったという返答がありましたが、これから銚子市が、この財政状況の中ででも市立高校を維持していくのはなぜなのか、考えられているとは思えませんでした。
銚子市民の皆さんが、市立高校に対しては、答えを自ら出さなければならないと思います。
財政が破綻すれば、現状よりも、行政が提供できるものははるかに少なくなります。行政サービスは極めて限定されます。
銚子市の行政にその危機感があるかといえば、ないといわざるを得ない一日でした。