教育は未来への投資である。良いものを高く買う。それが経済行動である。東大、早慶の親の年収が高いのが今の日本である。かつては身分による差、現在は経済力の差が子どもの高学歴と比例している。
推測にすぎないが、秀峰の親の年収が1番、深志が2番、他の公立校が3番、私立高校が4番という順番ではないか。収入が低い層ほど
授業料・入学金が高いという矛盾がある(都市型の進学校秀峰は例外)。
別の問題である。社会政策として貧困層への教育支援、奨学金の充実などが求められる。
上の投稿で「秀峰は普通の子どもたちを難関大学に合格させている、秀峰の教育力は見習うべきである。」とあったので、秀峰と深志の合格実績を見比べてみました。松本秀峰のことを良くご存知の方が投稿されているようなので、以下のことについて教えていただけると幸いです。
1.秀峰の2018年度大学入試の現役合格者の中で、東大1、東北1、名古屋1、大阪1、筑波2くらいが難関校と呼べるレベルの大学(あくまで私の感覚ですが)だと思うのですが、定員80名の学校でこの数字は他校が見習うべきすごい数字なのでしょうか?
2.昔は、国立大学を受験する際、私立大学を3,4校併願する人が多数おり、一人で複数校に合格していたのですが、今はそれ程併願するケースはないのでしょうか?深志の進学実績をみると「合格者数」と「入学者数」が明記されています。それも抜粋ではないので、良い意味でも、悪い意味でも、その学年の動向がわかります。秀峰は抜粋された情報しか公表されていないので、私立大の合格者が、国立大の併願者なのか、一人で複数合格されているのか、比較できません。入学者数や現役の合格率、進学率等の抜粋でない情報はお持ちでないでしょうか?親としては、公表されていない部分が気になります。
3.秀峰で医学部医学科に進学する生徒さんは毎年、何人くらいいらっしゃるのでしょうか?
レベルが落ちたと言われている深志でも、2018年度入試で、国公立の医学部医学科が20名、私立医学部医学科は25名合格しています。「1年生から6年生まで一つのカリキュラムによって運営されている長野県唯一の都会型の一貫校」である秀峰は、医学部合格者がもっと多いのでしょうか?あるいはもっと合格率が高いのでしょうか?比較できるデータをお持ちであれば是非教えていただきたいです。
4.高校
偏差値ランキングのあるページでは、松本秀峰の
偏差値が51(深志は67)とありました。この情報が全くのデマでないとしたならば、確かにその
偏差値で秀峰の数名が難関大学に合格しているのはすごいことだと思います。同じ
偏差値の都市大塩尻、長野市立、
偏差値52の木曽青峰、豊科等の合格実績と比較すると、明らかにすばらしいです。そもそも中等教育学校なので、高校
偏差値ランキングに載っている
偏差値に信憑性がないのでしょうか?それとも、秀峰の上位層と下位層が極端に離れている結果の
偏差値なのでしょうか?
進路指導に絞って学校評価をするポイントは、生徒の学力を伸ばしているかどうかです。各校の進路結果が入学時点の学力、地頭からみて、「伸長」「順当」「下落」かどうかです。当たり前のことですが、どこの学校も「順当(地頭を反映)」が多数を占めます。問題は「伸長」と「下落」です。深志は「下落」が目立ち、秀峰は「伸長」が目立つということではないでしょうか。
別件ですが、深志の大学合格者データが現役・浪人・入学者別に掲載されている点は大変評価できます。
どこかの掲示板にもありましたが、秀峰は5期生くらいまで(1期生の結果がまだでていない頃まで)は私立ということもあり入試倍率も低く(ほぼ1倍のときもあった)、優秀層は信大附属から深志へ行かれる方がほとんどでした。
秀峰を選ばれる方も進学実績で選んだというより「理系科目は得意だが文系はだめ(深志へ行くだけの内申は全科目とれない)」とか「ピアノや他の競技を頑張ってるので公立中の部活はできない」「ゆっくりと進路を決めさせたい」等で入学された方が多く、巷で言われている秀峰生青田刈り説なんてのは『何それ?(嘘でしょw)』という感じです。
そういう意味では、
偏差値51(中学入学時)も深志ほどの合格実績じゃないというのも本当だと思います。
ただ、思ったよりもというか、6年間一貫してステップアップしていくとここまで伸びるのかという例は多く、去年の東大京大ほどのインパクトはないですが、今年も難関私立には多数現役合格しており、1期生ほどの下ぶれがなくなってきたようです。
正直、名門深志高校とはまだまだ開きがあると思います。でも、1期生からの試行錯誤や積み重ねが即授業編成などのカリキュラムにフィードバックされるので、そこが強みかと思います。また今の前期生(
中学生)は今までとは更に違うカリキュラムで授業をしているそうなので(難しくなった)、今後に注目していきたいです。
高校
偏差値ランキングは、根拠のないランク付けですね。中学時代の全国学力テストの集計結果ならともかく、そんなこと不可能だし、多くの高校生が受ける進研
模試の
偏差値とはかなりかけ離れているから、ただの目安として見るべきでしょう。
信大附属小や才教小から優秀な子が秀峰に流れているみたいですよ。親にしてみれば、放任主義の深志で遊ばれちゃ困るから?
深志は大横綱、秀峰は新入幕力士、どちらが強いか比較しても意味がない。地力(
偏差値・地頭)が違う。深志の地力(
偏差値)は67〜69、秀峰は51〜53あたりが妥当(今後は高めに変化しそう)。横綱が勝って当然。深志は創立140周年の超ベテラン、秀峰は卒業生がまだ3回目の超新人。
ただ超ベテランの深志関は最近、故障やケガが多い。稽古量も減ってきている。地力で横綱を維持しているが、取りこぼしも目立つ。
一方の秀峰山は、地力ではまだまだ深志関に遠く及ばないが、若さとスピード、抱負な稽古量で、将来の有望株といったところだろう。