「シス単の小テストの廃止」「
数学の類題プリントの廃止」「学習計画表提出の廃止」は小さなことに思える。しかし、シス単の小テストが無くなっても生徒は電車の中でシス単を開くだろうし、それぞれが定着できるように覚えるだろう。
数学の類題プリントと学習計画表の提出が無くなれば、生徒は精神的にかなり楽になり自由度を感じるだろう。おそらく先生が思ってる以上にこれだけで精神的に楽になる。テスト後の類プリや学習計画表を書くのは煩わしい。
これに加えて「
国語の課題の全般廃止」が実現できればどれだけ楽になるかは計り知れない。灘高校は中高6年間「銀の匙」という一冊の本を読むことのみをおこない進学実績を上げたのである。当時の灘は中堅私立校であり、今の四高よりはるかにレベルが低いのにこれを実施して東大合格者が続出したのだからそうしたところで
国語の成績が大きく下がるとは思えない。むしろ上がる可能性しか感じない。
楽になったところで難関大進学を希望する生徒がその分怠けるわけではなく、自分の勉強をするのだから心配することはない。
これを本当に理解していただきたいし、実施していただきたいと切に願います。
さらに追加していえば、例えば
英語のマーク
模試で文法やリスニングの平均点が低かったからと言って、新たに文法やリスニングの問題集を追加するのもやめてほしい。
文法は今あるアップグレードやネクステージ等の参考書のやり直しで十分であり、生徒は自分の成績を見て自分でやります。
リスニングはセンター前に問題集を配って、そこから逆算して1日1、2題やれば十分であり、それ以前にリスニング専用の問題集を全体に対して課題として出す必要はない。
Readingの定期テスト対策や、各長期休みに出された冊子に付いてるリスニング問題で十分ではないか。
そもそもリスニングなんて50点しか配点がなく圧縮されて40点になり、文法も1問2点ではないか。
愛知の公立の進学校と
模試の結果を交換して、それに対し平均点で引けをとる分野があればそれに対する課題を全体に出すのはやめてほしい。
やめないのなら、なんのために定期的に個々に面談する機会があるのか分からない。
平均点を大きく越えている生徒まで巻き添いになることになるし、繰り返すが生徒は自分の苦手分野をそれぞれで自覚し、自主的に長期休暇には弱点克服の努力をします。
模試の平均点が低い科目があったとして、その責任は学校の先生にはありません。
各科目の先生に責任があるとしたら学校の定期テストぐらいです。
学校の先生がつくったテスト以外の結果で、学校の先生に責任を問うのはやめてあげてください。負の連鎖なのです。
1回の
模試の平均点で判断を下すのはやめてください。
以上、追加のお願いでした。
上の私の具体案の中で課題を大きく削減するのは「
国語の課題全般の廃止」ぐらいだと思います。
つまり、
国語の比重を減らし英数または理社の比重を増やすということです。英数理社の課題についてほぼ今までどおりでいいのです。(ただし不必要な課題の追加は付け加えて廃止をお願いしました)
これぐらいの課題の削減で進学実績が下がることはありません。むしろ上がるでしょう。
旭丘の例が出ましたが旭丘は私服通学で、文理選択もなく自由すぎることで有名です。そして去年の進学実績を見るからに「ボリューム層は名大にも届かないレベル」とは思いません。東大京大阪大名大一橋の合計のみで132人合格しており、これに加え医学部合格者も多数いたはずです。(普通科の定員は320名)
旭丘が自由すぎるなら、四高は強制しすぎです。自由すぎても、強制しすぎてもダメなのでそのバランスを良くすべきです。(どちらかと言うと自由の方に寄るのがベストだと思いますが)そして四高の場合において自由にすべき具体的な点が上に書いた事柄ということです。
現在四高の進学実績は良くて、
東大10京大20阪大20名大40くらいです。
これを上の事柄全て実施すれば
東大20京大30阪大20名大60ぐらいには今の生徒のレベルで増やせると思います。