熊本工業高等学校 - 熊本県 公立

まず保護者、担任、部活の友達、部活の（比較的）優しい先輩と、同時に顧問にも相談しましょう。厳しい吹部などで、「どうしても合わない」という人はあなただけではなく、少なからず毎年います。
部によっては辞める事は出来ない、と言われてはいますが、やめた人も結構います。
マイナー競技などにうつって楽しく新たに部活している人も多いです。
熊工は科によっては資格受験などで苛烈な勉強をすることにもなり、どうしても続けられないということは当然あります。
いきなり唐突な行動をとることなく、必ず多方面に相談することが大事です。一方向で例え「馬鹿じゃ？辞めれるわけないだろ」とかいわれたとしても、へこたれないで下さいね。
なぜ辞めたいのか、今自分がどういう状態なのかを真剣に話してみてください。
熊工は厳しい学校だし、理不尽だと思うことも沢山あると思いますが、一人の真摯な訴えに誰も耳を貸さないということはありませんし、やる気も何もない人を拷問的に引き止めることもしません。自分の真剣さをしっかり伝えてみてください。

なぜ「辞められない」と言われるのかを
保護者観点からひとつ。

熊工は就職に強い学校です。
そこそこの国公立大を出てもなかなか入れないような会社からも求人が出ます。それはなぜか？
単なるブランド、名前だけでは長年求人が続きません。
「卒業生の質が高く、その会社によく貢献する人材が多い」「社会人として『使える』人材が多い」ということに尽きると思うのです。
社会というものは理不尽だったり、自分に合わないことが通常の状態です。部活も同じです。

「3年間ひとつの部活を続ける」という経験は、理不尽や不適合に負けなかった証でもあり、精神的に屈強であり、粘り強くものごとに取り組んだ証になるのです。
つまり、就職を決めるときの武器となるもわけですね。

もちろん部活生でなくても、他の資格や勉強を頑張ることで武器を身につけても良いし、色々な部活を経験することで人脈や経験を積むことも武器としてはアリです。工業系の性質上、「粘り強く取り組む」系の求人が多いという話ですね。

単なる理不尽や意地悪で辞めれないわけではない、これから先の自分の進路にも係わってくるということもよく考えて、充実した熊工ライフを送ってください。