教室での授業は楽しくないと思います。
スマホでラインしたり、ゲームをしたり、隣の友達とおしゃべりしたりができないからです。
実習も楽しくないと思います。
たいていの実習では、生徒5人に先生1人の少人数授業ですから、よそ見もできませんし、おしゃべりもスマホもゲームもできませんから。
実習授業が始まる5分ぐらい前、休み時間であるにもかかわらず、生徒はみんな作業着に着替えて廊下で整列をして、先生の点呼を待っています。
毎回のように頭髪検査もあります。機械科の先生は声が大きい人が多いかもしれません。でも、一歩間違えば大事故につながりかねませんから、大きな声で注意をしないといけませんし、「楽しい実習」なんてありえないでしょうね。
「楽しい雰囲気」への回答です。満足できましたか?
違いますよね。
10分休みや昼休み、放課後に学科は関係ないです。普通におしゃべりしたり、スマホしたりゲームしたりです。宿題をしている人もいるようです。
英語などの普通科授業では、2学期から全教室に設置されたプロジェクターを使った授業も行われているらしく、カラフルだったり動画だったりと、わかりやすい授業をしてくれる先生が多いようです。楽しいというより、おもしろそうですよね。
放課後については、多少、「残業」という、実習の課題が終わらなかった生徒が残って作業をしている割合が他の学科より多いかもしれないらしいです。いずれにせよ、機械科だけでなく、家でできない課題も多いので、実習は真剣にならざるを得ません。
もちろん、その真剣さの裏にある、できた時の喜びや、作品ができあがった時の感動を、「楽しい」と思える生徒さんたちばかりだと思いますが、いかがでしょうか。
ちなみに、作業着での整列は、どの科もやっています。(化学科は白衣で整列です)
また、一歩間違えば、というのも、建築科の電動ノコギリや、化学科の濃硫酸、電気科の高電圧装置、デザイン科の機織り機など、他の学科でも同じですよ。
川越工業ならではの「楽しさ」の意味がわかってもらえたでしょうか。