昔はともかく今みたいに簡単に受験情報が手に入る時代に行くメリットはないね。優秀な子が行ってもメンタルやられる可能性があるだけ。やる気のない子やそこそこの子を伸ばすには今でもいい学校だとは思う。
推察するに、県立中高一貫のカリキュラム、立地や
学費があると思います。
まず、カリキュラムの面から。大安寺は中等教育学校ですから、県立にいながらにして、岡山白陵と同様、先取り教育が受けられるというメリットがあります。一方の岡山白陵では、先取り教育は行っているかと思えば、高校からの教育は意外とスローペースで、全ての学習内容が終了するのはだいたい高校3年の初夏です。
次に、立地。大安寺や操山は、岡山白陵の生徒が多いエリアからなら、高校生なら自転車での通学が可能な距離です。例えば、伊福町2丁目付近から岡山白陵までは自転車10分+電車25分+徒歩10分=45分ですが、大安寺までだと、自転車で30分弱、JR山陽線では岡山駅まで徒歩で10分+電車5分+徒歩10分程度=25分と明瞭に通学時間に差が出ます。大元や鹿田、清輝橋エリアなら大安寺がかなり近くになりますし、天満屋・岡山駅前エリアだと北長瀬駅までバスで行けるはずです。(経路は多少遠回りな気がするけど…)
最後に、
学費。
大安寺は中学(前期)は
授業料はないため、年間で10万ほど、高校(後期)は
授業料が9900円/月と伺いました。後期は
授業料にプラスで前述の年間10万があります。(制服、海外研修積み立ては別)
一方の岡山白陵は
授業料が34000円/月など、合計で61700円/月です。(制服、修学旅行積み立て、学級費は別)
県立と私立の差が当然の事ながらありますが、ここに加え、定期代が岡山〜熊山と岡山〜北長瀬では全く値段が違います。東岡山か上道(大多羅)くらいだと北長瀬までも熊山までも同じくらいかもしれませんが、岡山駅や西川原駅、大元駅から通うとなると、岡山白陵では定期代がより多くかかります。
その他いろいろな要素がありますが、それは他の方が書かれているので、省きます。
このように、かかるコストや、それに対するリターンの大小でいくと、大安寺や操山の旧五校の方がリターンが大きいため、そちらに進学なさる優秀な方が増えている。岡大附属から朝日に通われる方も増えています。さらに、ここ数年、中学だけ岡山白陵に通われ、高校から朝日に行かれる方もちらほら出ているらしいです。ゆえに、岡山白陵の実績が下がっているように見えるのです。私なりの考察ですが、参考になれば幸いです。