勝田高等学校 - 茨城県 公立

茨城県立高で119人分の成績誤送信 リモート学習システムに

茨城県教育委員会は１５日、県立勝田高校（ひたちなか市）の教諭が、生徒１１９人分のテストの点数などの成績を、生徒が使用するオンライン学習システムに誤送信するミスがあったと発表した。県教委は「あってはならないことで、本当に申し訳ない」と陳謝した。

県教委によると、オンライン学習システムは、新型コロナウイルス感染拡大を受けたリモート授業で使われるもの。教諭は１４日、自身の担当科目を学ぶ生徒１１９人の氏名▽前期の成績▽期末テストの点数▽授業の欠席日数――などのデータを生徒の成績管理システムに保存。その後、オンライン学習システムを通じ、担任するクラスの生徒３９人に、これらのデータを誤って送信したという。

自宅学習記録を提出させるための方法を記した画像ファイルを生徒らに閲覧させるつもりで、異なるファイルを送信した。ファイルの中身を確認していなかったという。

教諭は送信から５分ほどでミスに気付き、システム上からデータを削除した。生徒４人の閲覧記録が残っていたという。今後、校長から生徒らに謝罪動画を配信する予定。