入試で310〜320点以上取れていれば大丈夫だと思われます。委員長などやらなくても余程の点数を取らない限り入試に影響することはないと思いますよ。300点以下で受かった人がいるという噂もよく聞くので…。やはり入試本番は緊張もあり、点数は落ちてしまいましたが、何とか大丈夫でした。
宇都宮方面の学校事情はあまり詳しく無いのですが、もう少し点数を上げて宇都宮北高や中央女子などという選択肢もあると思います。親が大田原女子をお勧めしているのであれば、中央女子を狙ってみては。ちなみに中央女子は部活動が盛んで行事は全力、いじめが少ないそうです。
もちろん無難に黒磯高校や大田原女子に行くという選択肢もありますが、後は、先生や親御さんと相談してみてください!
【2】─大高・大女高・黒高の3校比較─
3校の優劣比較を合格最低点で比べる主旨の投稿を各校の掲示板でよく見かけるのですが,これはまったくの無意味です。大高と大女高は例年入試倍率が低く,ときに定員割れの年もあります。そのため,入試直前の出願変更もせず最後まで粘ると,両校はかなり低い点数でも合格できます。とくに勉学よりも,黒高にはない両校にだけ存在する特徴をもった部活に魅力を感じる生徒たちが例年存在するので,最低点でもいいから合格したいと考えるからです。もしかすると,大女高の制服が着たいからという生徒もいるかもしれない。
大女高は1週間の授業を増やすカリキュラムの改訂を数年前に行っていて,現行では黒高よりも1週間の授業が2つ多い。また,コースで分かれる前の大女高1年生のクラスには成績がズバ抜けている生徒が1人か2人はいる。この子たちは高校入試で400点を楽に越えて入学してきており,高校在学中に受ける進研
模試では
偏差値60を軽々と越えてくる優秀な生徒たちです。この層が黒高にはいない。黒高で学年1番でもセンター試験5教科で7割を越えるのがやっとという話を聞くと,あまりのレベルの低さに正直がっくりくる。
【3】─看護師について─
ところで本当は,高校の選択よりも重要なのは,将来どういう看護師をめざして高校の3年間を過ごすかのほうです。看護師の資格を取得してゴールなのではなく,看護師にはその先にも様々な資格が準備されている。業務の幅もますます広がっている。考えてほしいのは現在看護師になるルートが複数あるということ。4年制大学でいうと,東京大学理科2類に入学してから看護師養成の学科に進むルートを最頂点とすれば,
偏差値30台で入れる新設の看護系私立大学もある。さらに専門学校に目を向けても,とんでもない難易度の入試問題を突破してから入学する大学医学部附属の看護専門学校を筆頭に,地元にある看護専門学校もある。どのルートを選ぼうが国家試験に合格すれば一様に看護師になれるが,その能力・質の差はとても大きい。だからどういう看護師像を頭に浮かべて勉強するのかが重要なのです。
看護師として多彩な業務にたずさわれる道が開かれるという点で私のお薦めの大学は,国立看護大学校と日本赤十字看護大学です。両大学とも,語学教育を重視していて,看護系大学としては上位グループに属します。日赤看護大学へは大女高から進学実績がある。これも大女高のほうがいいと考える理由です。