川越工業高等学校 - 埼玉県 公立

同じ様に悩んだわけではありませんが、コメントさせていただきます。

まず、科の名前が違う事から、学習内容が異なる事がわかります。

川越工業、 機械科：金属加工と動力
新座総合、電子機械科：金属加工と電気

両方のHPを見ての感想ですが・・・
どちらも、旋盤とマシニングセンターは同じに見えます。

違いは・・・

川越工業は鋳造（ちゅうぞう）、鍛造（たんぞう）といった、鍛冶屋みたいなこともやります。金属に対して、削ったり穴を開けるだけの加工でない、マルチな金属加工技術を学びます。
さらに、「原動機」という授業などで動力の勉強もしており、ガソリンエンジンの実習もありますので、金属加工だけではありません。

新座総合は電気回路をやるようです。金属だけでなく、電気もやるので、ロボットをやりたい場合はこちらの方が近いかもしれません。
ただ、扱う電気が小さそうなので（ＨＰの印象からは）ロボットといってもガンダムなどの大型ロボットは無理かもしれません。

電気で動く小型ロボットは新座総合
エンジンで動く自動車などは川越工業

そんな感じでしょうか。

すでに川越工業高校の第１回学校説明会は終わりました。次は９月の体験入学でしょうか。
川越工業も、新座総合も、いろいろな機会にできるだけ行って、自分の目で見る回数を増やし、悔いのない選択をしていただけたらと思います。

川越工業機械科の在校生の者です。
もし学びたいという意欲があれば川越工業ではなく新座総合をオススメします。
川越工業は普通科先生は良い先生が多いのですが、機械科の先生は教える気がないと言っても過言じゃないです。聞けばちゃんと教えてくれる先生もいますが、答えなかったり、わからないならはっきり言えばいいのに誤魔化す先生もいます。
進路では川越工業は民間就職しか面倒を見ません。
進学や公務員就職は放ったらかしに等しいです。
進学なんて締め切り2日前等に『これやって』と書類を渡されたりしたと友人が愚痴を言っていました。
機械科在校生の身として言わせて頂くと正直なところ、
川越工業機械科はオススメしません。

在校生さんの辛辣な意見は耳が痛いです。

まずは後半の進路についてお話します。
本来の工業高校の役目として、地元で働く人材の育成が挙げられます。
実際に民間就職する生徒の方が多いので、民間就職に力が入ります。
今の在校生にはなかなか伝わっていないのだと思いますが、みんな「卒業生のコネ（その会社に入った先輩方の活躍）」で入社していくのです。
順繰りに、お互いさま、なのです。
だから「将来の在校生」のためにも、きちんとした在校生を企業に推薦し、今後の企業と学校との信頼関係を継続していかなければならないのです。
あなたの知らないところで、どれだけ先生が努力しているかを想像してください。
その点、進学や公務員は各自の夢の実現です。自分で動き回る努力をするのが当たり前だと思います。必要書類の確認も、試験日も、自分で管理するのが当然です。高校３年生になってそれぐらいできなければ、危なっかしくて就職推薦もできません。

前半の、教える、については、私がここで何かを書くより、明日から始まる工業祭を見るのが一番わかるでしょう。
機械科の生徒の出し物として、教室の半分もの大きさがあるコリントゲーム（1年生）、教室内で走るジェットコースター（２年生）、県外でも活躍しているミニ電車（３年生）など、先生から学んだ「何か」が無ければ成しえない企画がたくさんあります。
在校生さんがどの出し物にどう関わっているのかわかりませんが、願わくば、精いっぱいの接客をしていて、川越工業高校機械科の良さが、来校者に伝わればいいなと思います。