あなたが何年生か分かりませんが、とりあえず3年生ではないという仮定で書いていきますね。 第一に重要なのは『基本的な公式の理解』です。これは後々入試問題を解いていく際の道具になっていきます。絶対に穴がないように、そして「暗記」ではなく、成り立つ過程を「理解」してください。教科書は説明が少ないですので理解出来ない場合は信頼出来る
数学の先生に質問してみてください。(大阪大学では基本公式で多くの人が暗記で済ませているものの証明問題なんかが出たりもします。) 第二に授業と平行して、問題を解いてみてください。これは公式という道具を使えるようにする作業です。 例えば微分の計算が出来るようになったとします。しかしどこで、どんな目的で使うのか分からなければ問題は解けません。それを使えるようにするために体に染み込ませるのです。(だんだん使うタイミングが分かってきます。) ここで注意したいのは、とにかく問題数をこなすのではなく、一問一問を大切にして、出来なかった問題は復習することです。課題を流れ作業で解いたりしていませんか?それは本当にもったいないことですよ。
ここまでを3年生になる前に完成出来れば相当有利になると思います。あと、学校でチャート式や教科書傍用問題集などを買うと思いますが、3年生になってからこれをこなす時間は正直ありません。 第二の作業でコツコツ進めてください。また両者とも効果が薄い問題もありますので、信頼出来る
数学の先生に選んでもらうとよいですよ。 第三に入試問題の良問を解いてみることです。これは使えるようにした道具をさらに磨きあげる作業ですまた答案を作る練習でもあります。例えば解と係数の関係は対称式に使えるんだ。 点と線の距離の公式は、円と直線の接する条件に使えるんだ。など問題を解いていくうちに理解が深まっていきます。 この作業をどうやって行うかですが、それは簡単で『授業の予習をし、授業で理解し、復習する』ことです。特に復習を大切にしてください。予習は必ず行うべきですが、10分悩んでも出来なければ授業で疑問点を理解すれば良いです。そして補修でも同じことを行ってください。補習の問題も良問が多いですので信頼してやればよろしいかと思います。答案を作る時に注意して欲しいことは必要十分条件の確認。同値性の確認です。 これを疎かにすると、点数がもらえません。(京大なんかでは0点になる可能性があります。)
第4に志望校の
過去問を解く。 大学の傾向に慣れる意味合いが強いです。最重要なのは第三までですが、夏休みくらいからちょくちょくやりセンター後はおもいっきりやるべきです。
こんなところです。長文失礼しました。
数学1・Aだけでは、内容が薄すぎるから、時間をかけて取り組むべきじゃない。パパッとやって、2・Bや3に手を付けた方が、1・Aのどこが大事か見えてくる。
あと、つまづきやすいのが、確率、漸化式、中間値の定理を使った問題など。整数問題もクセがあって、難関大が大好きなところ。
おそらくこの内容で合格点までいけますよ。名大の問題解いたことありますか? 難問を完答しろというテストではありません。標準問題をしっかり得点し、やや難で部分点を取れれば十分です。(センターが七割以下などですとそうは行きませんが) それに上の方の内容をしっかりこなせている生徒は極小数かと思います。 しっかり頭を使って三年生までにチャートなどをこなし、三年生で配られた問題集(スタンダードかな?)を授業で学べれば合格点はいけるはずです。それをやってできないのならば、問題を解く際に頭を働かせていないか、教員の指導が相当悪いかのどちらではないでしょうか?