有識者から聞いた話しです。今回、愛知県で定員割れした高校は70校あまり、公立高校の半数近い異常事態です。知多地域は、17校中10校が定員割れ。原因は、教育委員会の無策だと言われています。そもそもかつて高校の統廃合がうまくいかなかった時期があり廃校にすべき高校の存続が決まってしまいました。その時点で生徒の数より高校の数が多い状態が続いていたのです。知多地域は、4校の統廃合が決まっていて2校(常滑北、知多)は統廃合となったが武豊など地元の反対運動で存続が決まった高校もあった。武豊は、今からは想像も出来ないがかつて毎年名大合格者を出し、ラグビーでは花園まで行った名門です。無策というのは、全国で愛知県だけで行なわれている複合選抜という2校受験が出来る受験制度の破綻です。結局は、かつての古豪復活させただけでなにもメリットはありませんでした。それどころか名古屋の伝統校以外の志願者の減少につながりました。例えば、半田を第2にしている生徒は、旭丘を記念受験出来ます。悪くても半田なので1校受験なら半田しか受けないでしょう。こういったことがすべての高校に波及してしまった。対策がその場しのぎの後手後手に回って志願者が減った高校の定員減を行い、特定の高校の組み合わせの選択を増やす共通校というわけのわからない制度までつくってしまった。上から生徒は、落ちてくるのに下を定員減するという真逆のことをしてしまったのです。そもそも、制度は破綻してしまっているのでかつての1校受験に戻し、上から下に落ちるよう旭丘などの伝統校の定員を減らすべきなのです。
名古屋市在住です。
名古屋市内は人口が多いといってもベビーブーム時より子供の数は半減しているわけで、市内の中学生の数も当然半減しています。それにも関わらず名古屋市内の高校の定員をそのままにしたらどういったことがおこると思います?結局、市内の中学生の数では補えない定員を名古屋市外から補うことになるんですよ。2校受験ならば前述した、旭丘、半田の組み合わせのようにあわよくば旭丘、と記念受験する生徒が出てくる。ある意味記念に旭丘を受験するので半分は落ちてくるがそれでも半分は合格してしまう。これは半田を滑り止めにしているから出来ることであって1校受験では、記念受験は怖くて出来ないはずです。旭丘がギリでもその下の公立高校は名古屋市内にはいくつもあるので私立に行くことはないんじゃないかな。
あと、名古屋市内から知多半島の高校に行く生徒はそれなりにいます。名古屋市といってもかなり広いですからね。緑区から市立山田とか守山などは、まずありえないです。鳴海にも行けない底辺クラスの生徒は東浦が通常コースです。
https://drive.google.com/file/d/1dV0o8BColRM2ox7fbMnRIzKVNcYZwhgA/view?usp=drivesdk