2年になる時に、文理の最終選択をして、そしてクラスは、その時点の成績によって編成されるので、入学時に理数コースでも、上のクラスのままではいられるわけではありません。文転する生徒もいます。普通コースで入学して成績上げて2年で理数のアッパーに上がる生徒もいます。1年生は、受ける授業も共通だし、2年生になってもう一度編成しなおすなら入学時に理数コースを設ける理由がよくわかりません。
おっしゃるように、結果的にはそのようになっていますね。
基本は志望だと思いますが、クラス定員や志望者数の関係もあり、かつ、志望校で分けたとしても、おのずと自分の学力によって志望校も決めるわけですから、成績で別れるのはやむをえないです。生徒に対する動機づけもあるようです。3年では上位のクラスを目指せとか言われますし。
実際、医学部(系)希望者でも東大クラスや旧医学部クラスに入っていない生徒もいます。
成績が良くても、所謂アッパーではない生徒もいますが。
ちなみに、理系コースで入っても2〜3割程度は普通コースと入れ替わるか同程度になりますね。
文転は数%。
西高は他校と比べて浪人が多い傾向にあります。
これは、成績が多少届かなくても、あるいはセンターで失敗しても、志望を優先して受験させる方針があるからです。志望校優先であるのは今でも変わらないと思います。
特に旧帝大、医学部系は浪人率がある程度占めています。
他県の、例えば熊本高校、筑紫が丘などでも、浪人が比較的多いのは西高と似たような方針があるからのようです。
西高は、ランクダウンを強く勧められることはあまりないと思います。
ランクアップはありますけど。ランクダウンさせる前に、浪人する覚悟はあるか?という話になります。医学部医学科系は特に。
比較的学力が高く厳しいイメージで前評判の悪い西高をあえて選んでいる生徒が集まっているので、生徒全員がある程度のポテンシャルと強い意志を持っているという前提に立っているからだと思います。
生徒も、入っていまえば、他校のことなど気にしている状況ではなく、校内
偏差値や順位と志望先、将来の仕事、先輩の進学状況等を基準に自分のことを考えますので、安易に志望先を落とすこともしません。
これは他校と多少違うところかと思います。
現役合格、そして出来るだけ国立をという考えが強い学校は、ランクを下げてでもという傾向にあるようですよね。
全国的に見ても、長崎の国立志向が高い、東と佐世保北の地元国立率は全国でもかなり上位というのもこの結果でしょう。