文系と違ってあまり私大を第一志望にするメリットがないからだと思います。
まず、国公立は文系も理系も
学費は53万5800円で統一されていますが、私立の場合は理系の方が圧倒的に文系よりも
学費が高く設定されています。従って、国公立に行くメリットが大きくなってきます。また、研究水準や院進率の高さも国公立の方が良いので、その点でも私立理系は第一志望にされにくいです。
次に、入試の制度や勉強時間について考えます。文系選択の人が理数を勉強するのはかなりしんどいですが、理系選択の人が
国語や社会を勉強するのはそこまできつくありません。wakatteTVなどでも「私文」とよく揶揄されていますが、私立理系はあまり揶揄されてませんよね?文系の場合、国立志望と私立志望で大きく学力差がありますが、理系の場合はどちらであろうとも学力差はそこまでないのです。だから、クラスを分ける必要がありません。また、国立理系の中には2次試験で
英語が必要ないところもあります。例えば、九州工業大学や信州大学農学部、愛媛大学理学部などです。こういったところは、
英語は共通テストレベルだけで乗り切れるので、アカデミー理系の人にとっては、下手に
英語で重箱の隅の知識を問われる
関関同立理系よりも対策が楽に感じるかもしれません。
クラスが分かれていないのは以上の理由だと思います。参考までに
理系で私立に行きたいとか発想が間違ってるんだよ。理系なら国公立1択よ。しいていうなら、薬学系か看護くらいよ。研究費や設備が桁違い。私立は
授業料+設備費も払うからめっちゃ高いよ。理系なら国立目指すっていうマインドでいったほうがいいよ。