大学に進むということは研究者になる、結局は研究職に就くためなんです。一見、研究とは全く関係のないようにみえる仕事でも「大卒者以上」で募集される職種には何でも必ずその中に「研究業務」があります。世の中の勘違い、いまだにひどいですが。
というわけで、大学進学高校で学ぶことは研究者になるための「共通必修教養」、大学に進みたければ意地でもやらにゃならんわけです。大学に入っても1〜2年、教養期間があり、ここで各高校での学びのばらつきをなくし、いよいよ専門に進んでいきます。
特に暗記メインの高校3年間はもう何でこんなにしんどいの?の毎日ですが、これ、明治の昔から皆、あ〜もう…とため息をつきながら通ってきた道です。大学を出て社会で有意な仕事を果たし、40歳くらいになってふと振り返ると、高校時代は楽しかったなあと思えるようになりますが、それまではもう無我夢中。人生、始まったところです。気負わずあせらず、ぼちぼち確実に往くのが一番です。
行きたい学校は選択出来ますよ。進学実績を上げて学校の評判を良くするために受験はさせられても、本当に進学する大学を決めるのは受験した本人ですから。大学の
学費は個人が支払うから関係ありません。