質問等をいろいろ見ていたのですが、何故多賀高校は一般入試に直結した対策を十分になさないのですか?公教育ですし、平均に合わせた授業をするのは分かりますが、
偏差値50といへども、地方ですし学力のレンジもだいぶ広いと思うのですが…
平成3年3月卒業生です。
私の場合は、国公立大学2校に現役合格しました。(当時は、2月25日、3月5日、3月8日の三回、国公立大学受験ができる制度でした。)
多賀高校の中間テスト、期末テストは就職希望者、専門学校希望者に配慮したレベル(いわゆる中学四年生レベル)ですので、教科書例題程度が解ければ満点が取れます。
国公立大学二次試験の合格最低点は6割ですので、定員の4倍の応募者がいる入試で教科書例題レベルの問題を出題したら、
進学校の受験者全員が満点を取って大学側は合格判定ができなくなります。
ですので、どの国公立大学でも二次試験は合格最低点が6割になるように問題設計がされています。(東大は5割。)
水戸一高のように期末テストに過去の筑波大理系の問題が出題されるレベルとは違います。(ちなみに、水戸一高の
数学の期末テストの平均点は20点くらいです。国公立大学二次試験レベルの問題が中間テスト、期末テストに出題されるため。茨城大学人文学部に現役合格する生徒さん、学年で下位30%レンジの人でも0点の難しさです。)
もし、国公立大学現役合格を目指すなら、出来るだけ早い時期、それも一年生のうちから、
数学は数研出版の青チャートで入試問題の解法パターン(詰将棋でいう定石)を一通り暗記出来ていること、
英単語ターゲット1900と英熟語ターゲット1000を使いこなしていること、基礎英文問題精構で英文解釈ができること、など国公立大学大量
進学校の生徒さんが普通にやっている勉強方法を取り入れないと、高校卒業後の進路が就職(ワタミのような居酒屋系)か専門学校しかない、ということになります。
大学受験の勉強方法が分からないのであれば、和田秀樹著書の「受験は要領 たとえば、
数学は解かずに解答を暗記せよ」を読んでみることをお勧めします。
高校二年生の終わりの段階で、進研
模試で
偏差値60〜65程度あり、高校三年生の前半で大学入試センター試験の
過去問20年分を解いて、センター試験の解法パターンの暗記が終了していれば、現役合格できる可能性が高いです。
多賀高校の生徒さんが国公立大学に合格できないのは、1
進学校の生徒さんが普通にやっている勉強方法を知らないこと。2国公立大学二次試験の合格最低点が6割になるように問題設計されていることに気づかないこと。3一年生のときから大学受験向け参考書(例:青チャート)でトレーニングを積んでいないこと。進学校の生徒さんは教科書の例題をマスターしたらすぐに受験参考書で応用レベルに取りかかります。4大学入試センター試験の
過去問で解法パターンの暗記練習が不足していること。
など、敗因は大量にあります。
たいていの国公立大学は、大学入試センター試験で8割得点できれば、二次試験がどうあれ合格できますので、まずはセンター試験レベルの問題が8割きちんと取れるよう学習することをしてはいかがでしょうか?
追伸
今、思い出しましたが、私が大学受験した頃は東北大学や筑波大学、上智大学、信州大学の合格者がいましたよ。国立大は30人くらい合格してたかな?