合格おめでとうございます。
卒業生の保護者です。
在学中、医歯薬クラスでしたのでご参考になれば、と思い書き込みました。
2年生になるときに文理選択、クラス選択をします。薬学部志望ならばその時に医歯薬クラスを選択することになります。理科の選択科目が生物、化学の必要があるからです。これは看護系を志望している生徒と同じなので、医歯薬、というより歯薬看クラスということになります。このクラスは志望が医療系の生徒が多い、というだけでめちゃめちゃレベルが高い集団というわけではありませんが、将来をしっかり決めている生徒が多いと思います。理系は物理、化学を入試科目にしている学部が多いので、生物を選択した段階で先が絞られるからだと思います。
薬学部に入るためにはこのクラスで上位がとれる学力が必要だと思います。
日大の薬学部の推薦は基礎学力選抜方式です。
これは日大の付属校には基礎学力到達度テスト、という統一テストがあるのですが、このテストでの標準化点で推薦が決まる推薦方式です。
テストは1年生4月、2年生4月、3年生4月・9月にありますが、推薦に使われるのは2・3年で行った3回です。この推薦についての詳しいことは入学してから説明があるはずです。
基礎学力選抜方式だと推薦に使われるのは、純粋にこの基礎学力到達度テストで積み重ねた成績だけですので、総進で何番、何割だと推薦してもらえるか、というご質問には非常に答えにくいです。
基礎学力到達度テストは特進の生徒も受けますから、校内(総進+特進)順位と全付属順位しかわかりません。
ちなみにうちの子は校内順位は上位15%ぐらい、全付属だと10〜15%ぐらいをキープしていました。
薬学部には今年は11人合格しています。
実績を確認すると毎年7人〜9人です。
ということは、お子さんが目指す席次は恐らくそのあたりです。
細かく言えば指定校推薦などで他大の薬学部に進む子も数名いますから、薬学部に進む成績を取れる生徒はプラス3〜4人です。
1年生の時は文理一緒ですから、ざっくり考えてその倍ぐらいと思っていればそんなに外れてはいないと思います。
ただ、定期テストや平常点で出す総進の席次は全教科です。基礎学力到達度テストは英数国+理科(化学)。体育など推薦のときに使う科目以外が得意でよい成績を取ってくることもありますが、薬学部は基礎学力選抜方式なので、あくまでも
英語、
国語、
数学、そして化学の学力が大切です。
(ただし、指定校の薬学部も視野に入れるのなら、評定も大切になってくるのでそこはお子さんの傾向をよく見極めてあげてほしいと思います)
基礎学力選抜方式の推薦では、薬学部に土浦日大に何人という枠があるわけではありません。全付属高校から推薦で何人という枠があるだけです。ですから、毎年8人ぐらい入っているからそのくらいならば推薦してもらえるだろう、というのではありません。あくまでも全付属から出願してきた者同士で審査判定されるのです。
うちの子の基礎学力テストの総合成績は、全付属で8%ぐらいに入っていました。先生には出願には十分だと言っていただくことができました。ただ、どのくらいだと危ない、等そういうことは教えていただいていないので、どのくらいがラインになるのかはわかりません。
1年生の時の結果は関係ありませんが、1年生の時の授業は2年生のテストの出題範囲です。毎日の授業を大切にして、3年後希望の進路に進まれることをお祈りいたします。長文失礼しました。