学部卒でも理工系の学生は強いようです。金融機関のような文系職種であっても、
数学に強い理系は優先的に採用されるようですよ。
一方、東大でも文学部などは就職で相当苦労するようです。将来の就職も見据え、学部選びには慎重になった方が良いと思います。
自分が在学中に感じた事ですが、宇高の生徒の最上位層は文系でも
数学が強い印象がありました。
それが東大合格者が多い理由じゃないでしょうか。
理系の場合、現役での東大合格者が少ないのはやらなければならない教科数が多く、文武両道を貫く雰囲気が強い者には、どうしても学習時間が不足してしまうのかな?と感じました。
自分は、決して
数学は強くなかったのですが、理科・
英語でカバーし医療系学部へ進学出来ました。
宇高卒の生徒で就職で苦労した話はあまり聞きませんけど、文系であまり成績が振るわなくても公認会計士になった先輩の話を聞くと、得意科目があると有利かな?と感じます。
宇高だと65:35の比率で理系が多いので錯覚してしまいますが、大学生全体で見ると私立大学を中心に文系の方が圧倒的に多いんですよね。理系は希少価値があるのです。
理系には医学部もあるし、理工系は就職にも強い、また、理系の定員は圧倒的に国立大学が多いので理系に優秀な学生が集まるのは当然ですが、これだけ優秀な生徒の中で上を目指すのは大変です。大学受験で課される教科数もさることながら、大学に入ってからも
数学を使って授業を進められるので予習復習が欠かせませんし、実験実習は朝から深夜までかかることもあるようです。
優秀な上にこれだけ高校・大学で頑張っているのならば、就職が良いのは当然という見方も出来ます。
文系は受験も楽ですし、大学に入ってからは本気で勉強している人は少数派です。でも、理系と同じように努力すれば、たちまち抜きんでることも出来るので、就職も理系に負けないところに出来るのではないでしょうか。
理数系が苦手なのに、就職が良いからと無理に理系を選ばない方がいいと思いますよ。
私立大学だとホームページに資本金別求人一覧や上場・非上場別の詳しい就職データを載せているところもありますので、ご覧いただけば、同じ大学でも文理の差が想像以上であることはすぐに分かります。文系と理系は対等ではありません。文系は求人数に比べ、学生数が多過ぎるのです。この辺のところは進路の先生もあまり把握していないと思いますので、ご自身で調べるか、お父さまなど、社会人の方に聞かれるのが良いかと思います。文系で勝負する場合、高校・大学と、どのような生活を送るか、しっかりと考えていく必要があると思います。ただ、基本的に文系は遊ぶ生徒が多いので、しっかりやれば、問題なく就職出来るでしょうし、むしろ忙しい理系よりも楽だと思います。