なるほど。金銭的なことを気にして塾通いを控えるというのは賢明だと思います。また、国立を目指すというのもきっと金銭的なことを優先しているからであろうということ、それから文理の選択も受験時点での得意不得意を参考に決めているのであろうということも文脈から察しました。国立を目指すのは良いのですが、その前に東大、東工大、東京医科歯科大、お茶大、東京外大、一橋大、その他の国立医学部以外の大学なら、学部にもよりますが、早慶上智の方が難関だし社会的評価も高いということを理解しておいて下さい。それから
大学受験における文理の選択は、ただ単に高校受験の時に得意だったとかいうことで決めると後に後悔することになりかねません。文系と理系では遥かに理系科目の方が難しく、同じ
偏差値60でもそこに到達するのに必要な勉強時間が全く異なります。これら二点を踏まえた上で、塾に行かずにA類から国立理系を目指すという前提で話を進めますね。結論から言いますと、全く不可能ではありません。そのためにはまず学校の授業でならった範囲を完璧にしましょう。副教材も沢山配られますから、授業に従って自身で進め、わからないところは先生に質問する。当然、クラスでどの科目もダントツの一番であって、二番ではダメです。するとどうでしょう?二年になる時に、E類に移れるかも知れませんし、少なくとも奨学金の対象になるはずです。そのお金を使って二年から塾に通ってはどうでしょう?そうなるためには、一年生の時にはスゴく頑張らなければなりません。はっきり言って、塾や通信などやる時間はないでしょう。当然、部活も諦めるしかないと思います。要は通信をやるか塾に通うか、という選択ではなく、どれだけやるかという問題です。