湘南高等学校 - 神奈川県 公立

贔屓する先生は本当に嫌ですね。うちの子供もある実技教科でずっと5だったのに、先生が変わったらなんと2になりました。授業態度もテストの点数も良かったので、連絡表で評価への違和感を書いたのですが、黙殺されました。併願校はランクを下げることになりました。受験は合格できたからいいのですが、内申は大事ですよね。どうしても何とかしたければ校長先生か教育委員会に言いましょう。

質問者さんにとっては嫌なことを述べます。しかし、一つの考え方として参考になれば幸いです。

実技の内申について、即効性と確実性のある陳情策はないと思われます。つまり、相手を変えようとするより、自分の見せ方を変える方がはるかに実効性が高いと思います。

内申の付け方が担当教員によって違うのは不公平だというのは分かりますが、そもそも「不公平」というのは人生のそこかしこで付きまとう問題であります。資産家のもとに生まれた子なら、学歴すら必要ない事例もあります。逆に世界的に見れば、日本に生まれただけでかなりラッキーと言えます。学校で感じる不公平などまだまだなんとかできる部類だと思いませんか？

本題に入りますが、評価とは「座して待てば正当なものを得られる」と思ってはいないでしょうか。
学校に限らず、評価とは基本的に「もぎとるもの」です。特別な努力をせず、ただありのままの自分を見てほしいというのは、なかなかに傲慢な考えです。
これはビジネスの世界でも同じで「いい商品ならばいつかヒットするはず」という楽観視と似ています。確かに真に価値あるものはいつかは評価されるというのは真実だと思います。しかしこれは、「時間と機会が無限に与えられる」場合に限ります。

さて、娘さんは大人しく地味な子とのことで、一方、評価を得やすいのはいわゆるスクールカースト上位の子というのが質問者さんの見方なのですね。
これについては、評価を得やすいからこそカースト上位なのではと思いますし、バイアスがかかりやすいファクターでもあります。なんにせよ、考察や分析が薄いです。まずやらなくてはやらないのが、教科ごとの教育目標を理解し、それをどのように表現するか、です。これは文科省のWebサイトに載っています。

私は幼少よりピアノを習っていたこともあったのか、娘さんとは違って音楽の評価は高かったです。しかし美術は散々で中2の一学期は2を頂いています。ここで一念発起し美術に向き合うことにしました。絵やマンガが好きだったこともあり、勉強の合間にまずは構図から学び、だんだんと興味を持てるものを広げ、映像やカメラワークも少しだけかじりました。動画サイトでMMDのダンスを見て、カメラワークが上手い作品と、目が回ってしまう作品の違いはなんだろうと考えたりしました。

また授業後に美術の先生と雑談したりもしましたが、これも貴重な話を聞けました。芸大のことも聞けましたし、スマホのスイッチの位置や人間工学などにはデザインの考え方が多く取り込まれているという話には興味をそそられました。
そんなこともあって、最初は内申をなんとかしなくてはという近眼的な動機で始めたものでしたが、美術的なものの見方が少しはできるようになり、自分の世界が広がったのではと思います。それに伴い二学期の評定は5、三学期は4を頂きました。

不条理や理不尽を前にして、それ自体をなんとかするのは難しいです。病や天災もその類いです。しかし不条理や理不尽が知恵を生むこともまた事実です。それに人間損ばかりに目が行き、けっこう得をしていることに気付きません。人生、山あり谷ありなのです。

跪いて教師の靴を舐めろとは言いません。音楽や美術の教師は変人率も高いです。それでもコミュニケーションを諦めず、したたかさをも身に付けるべきです。そうすると思いの外、得るものは多いかもしれませんよ。

2番目の方の例は非常に珍しい例だと思います。
もちろん学校にもよりますが、ペーパーテストで9割以上とり、授業態度も良く、課題もきちんと提出期限を守るなどしていれば、悪くても4はつくはずです。
どうしても評価に疑問がある時には、まずは校長先生に、埒があかなければ、教育委員会にお話しした方が良いでしょう。
疑問に思っている方が複数なら、一緒に校長先生に談判に行くのも良いかもしれません。

内申を気にするのもいいけど、本質は得点だし内申2桁でも神奈川なら受かるんだから、得点力の向上の方が大事ですよ

音楽の先生が平気で2をつけまくる人に変わって、保護者が怒って集団で校長に訴えて皆１ずつ評価が上がりました。
その先生は途中で辞めました。
理不尽すぎるなら、まずは校長に言うことが大切です。
神奈川は内申点をみない枠が全国唯一あるのですから、囚われすぎずに。

併願私立は、結局入学者の持ち偏差値はだだ下がりますからあまり神経質にならず近場で塾にも通いやすい学校にするので十分です。