富山中部高等学校 - 富山県 公立

中部はそれなりに厳しいです。ワックスくらいは程度の問題だと思いますが、学ランのボタンはしっかり注意されますね。

まぁ俺が言うことじゃないけど、苦しいのは分かるけど仕方ないから閉めてくださいよ。学ランのボタン開けみたいな、小さいど〜でもいいようなことを先生が見逃すことから始まって、少しずつ少しずつエスカレートして学級や学校が荒れていく…ってのはもう大昔から分かりきってることで、山ほど実例があって、学校運営や生徒指導の基本中の基本な訳ですよ。だから先生も内心めんどくせーなと思いながらも注意し続ける訳ですよ。そういう事情だということを理解してもらって、ぜひ協力してあげてほしいもんですね。

髪染めたりしていいですか？

「あ」君は、中部高校に何を求めて志望し、進学を決めたのですか？ 髪を染めたり学生服の第一ボタンを外したいなら、中部ではなく、そのような高校に行けばよかったのではないですか？
中部は、入学が決まった時から、３年後の自分の進路を見定めて、それに向かって邁進する勉学と鍛錬の道場です。

まず髪について言えば、昔中部は丸刈りが校則でした。富校では物分りの良い先生が長髪を許可したのですが、中部では、それが生徒の心の乱れ、そして制帽を被らない規律の乱れにつながると、ギリギリまで丸刈りを堅持したそうです。長髪が許されたあとも、頭髪に対するこのような学校の姿勢は基本的に変わっていないと思います。規律正しい髪型で心を引き締め、勉学に向かわせるというのが、中部の基本的姿勢です。髪を染めるなど論外。ワックスもあまり歓迎されません。自分の自然な色の髪に、整髪料などできるかぎり使わず、短めに切って中部の３年間を過ごしてください。

学生服については、入学式など公式行事や写真撮影では、襟ホックを留めなくてはなりません。でも、僕は、先生に制服の襟が苦しいと相談してみたところ、普段の授業でホック外れは注意の対象としないからといわれ、それ以来卒業までホックは外しました。でも、第一ボタン外れは必ず注意されます。余程暑くない限り、学生服を脱いで授業を受けることも許されません。正直、これは辛かったです。暑いとカラーに汗がたまるし、机に前かがみになると襟があごに当たるし… 鬱陶しいので、僕は、ホックを外した襟元を大きく手で押し広げて、あごを入れる隙間をつくるとか、カラーの先の方を目立たないくらい切って、首筋に当たりにくくようにするとか、授業に集中できる工夫を自分なりにしていました。

中部の勉強は厳しいです。僕は、入学したてのころ、中学の時の気分で勉強に手を少し抜いていたら、成績を見てびっくり。それから心を入れ替えて日曜８時間の勉強を実践しました。８時間も机に向かって問題集などと取組んでいると、終わった時は、眼がしょぼしょぼになります。中学時代は視力1.5でしたが、黒板が見づらくなって初めて眼鏡をつくりに行った時、中部の襟章を見て「勉強は大変だろ。眼は悪くなるかもしれないが、でもそれを乗り越えれば、それ以上に大きなものが得られるんだから」と励ましてくれたのを思い出します。おかげで、比較的容易に、自分では信じられなかった難関大学に進学できました。

「あ」君は、先輩と先生方が築いた素晴らしい進学実績の中部で一生に一度の高校生活を送ることができ、本当に幸せです。このことをよく自覚し、伝統と校風を心得て、中部の３年間を、悔いなく過ごすよう期待します。