学校の勉強ができる人(テストでは高得点が取れる人)が進学する高校は東部には充分あると思います。
それより、学校のテストでは点が取れなくても、文学的センスや、理数的センスのある人の特性を伸ばして優秀な人材を育てる高校の方が後々良い結果を呼ぶことになると思います。
そういった観点からみると市立沼津の高校募集枠は必要だと思いますね。
個性をのばす教育を実践するには、時間が必要です。そのため、高校3年間でどれだけ伸ばせるかが高校募集をする上での課題となるでしょう。また、沼津市立の中高一貫教育を今以上に良くすることで、首都圏の中学へ進学する人の囲い込みにも対応できると思います。私立中学は何かとお金がかかってしまうため、公立の中高一貫ならば食指が動く人も多くなるでしょう。
小学生の時の勉強って、殆どが先生が教えてくれた事を丸暗記したりしていれば、テストが出来ると思う。暗記能力が長けていたり、要領のいい人は成績がいい。でも、そういう人って往々にして考え続ける忍耐力には欠けている。たまに、テストでは点が取れなくても、成績のいい人が解けない問題も考え続けて解いてしまう人もいる。
中学、高校以降の勉強は暗記力よりも考え続ける忍耐力がものを言う訳で、中学受験のみの中高一貫で小学校時代の高得点が取れる能力を持っている人のみの教育よりも、高校から受験入学組の人もいるからこそ、お互い刺激も受け合う事が出来るのではないでしょうかね。
「首都圏の中学へ進学する人の囲い込み」とありますが、そもそもそんな首都圏中学校に進学する子自体あまり居ないと思います (笑)。
個人的には中高一貫校よりも、東部にも静大付属小中学校を作って欲しいと思います。
入学試験の内容が思考力を試すようなものであれば、ある程度思考力のある子が集めると思います。確かに首都圏に行く子はごく少数かもしれませんが、その子達がいることで刺激になることもあるかもしれません。県東部の中高一貫で実績のある学校として暁秀があります。あの学校は本来であれば県東部のトップにいてもおかしくはないのですが、肝心の学校教育がマヌケであるため、結果、県東部の勢力としては公私共倒れの状況になっています。また、私立中学はお金がものすごくかかることからおすすめしても良いのか疑問に思います。そこで、新たに公立の中高一貫を作ることで、優秀な生徒を一極集中させることが可能ではないかと思います。
質問者さんの言う「優秀な生徒を一極集中させる」のは不可能に近いと思います。
子ども達は自分が通う高校を成績だけで選ばないし、県東部にはそれぞれに魅力ある公立高校が揃っていると思います。
中高一貫の教育についても賛否別れるところだと思いますよ
県東部は交通網が悪く市街地の人口が均等であるため、なかなか一定の地域に生徒が集まらないのが問題点としてあります。そのため、地域でトップ校と崇められていながら東大レベルの大学に入れる人はわずか5%程という東京都内では3、4番手以下という残念な状況になっています。しかし、このような状況では生徒一人一人の考えがバラバラになってしまい、魅力が半減してしまうのではないかと思います。大学進学が全てというわけではありませんが、学校の魅力とは、学校ごとに選抜方法や教育内容に特色を持たせることで成り立つと考えています。一極集中が難しい問題であるとしても、せめて入試内容を学校ごとに変えるだけでもより魅力が向上するのではないかと思います。
残念ながら、「公立高校の入試内容を学校ごとに変える」とか、市立沼津の「中等教育学校化（高校募集停止）」は、こんな所で議論してどうにかなるものではなく、現実的なものでも無いと思います。
どうぞ、県教育委員会にご提案下さい。
私個人としては、この地域の中で「優秀な生徒を一極集中させる」ことも「中高一貫校を増やす事」にもそれ程メリットがあるとは思いません。
そもそも県東部で大学進学を考えている人がどれだけいるかが改革の1番の問題なんですよね。いくら改革を行っても、大学進学を考えている人が、大学が少ない一地方の小都市である三島や沼津、富士で一体どのぐらいいるか分かりません。そのようなことを踏まえると、まだまだ地方の教育や文化、そして情報の格差を解消できていないのが残念ですよね。しかし、県東部のような地方から都会の大学や会社に行った人は、ガッツがあって素晴らしい人達だと思います。そのような人達がこれからの社会を変えて欲しいですよね。
