今の菊里の高1、高2は男女ほぼ同数ですよ。推薦で女子志願者の方が多いのは、それはそうだろうと思いますがね。今年から当日点×2倍になりますから、男子比率はさらに上がると思います。千種や瑞陵の方がよほど女子比率は高いのです。
菊里は校内で推薦入学者に対する評価が非常に低いです。一般入学した大多数の生徒からも、教職員からも。具体的には成績不振、素行不良、非行、疎外感、不登校、留年、退学など。運動部の推薦で入ってきたのに、その部活に入らずに帰宅部になったりとか。複合選抜つまり推薦入試が始まって今年で35回目の試験ですが、推薦入学者の成績素行進学先等すべて十分すぎるほどのデータが蓄積されてます。そして、そのような情報が中学校側にも把握・共有されて、中学校側でアドバイスして菊里志望を止める、志願変更させる、推薦を出さないようになったということです。本人が苦しむのはもちろん、関係するすべての立場の人間が不幸になりますんでね。だから菊里はもう15年くらい殆どの年で定員の10%最低限の合格者しか出してません。ちなみに一宮高校も大体同じですが、向陽はじめ他に乗り換えの選択肢がある菊里と異なり、尾張北西部の地域ナンバーワンの学校だけに、中学校側で志願そのものを止めるのはなかなか難しいようです(一時期、菊里と同じく志願者数そのものが減った時期もありましたが、戻りました)。ただし、この15年間、全ての年で定員の10%最低限の合格者しか出しておらず、愛知県内のすべての公立高校の中で(菊里以上に)「推薦ギライ」は最も徹底してます、筋金入りです。
(旭丘を除く)公立トップ校普通科でも学校説明会が開催されるようになって、説明会に参加した(引率や冷やかしの)中学校教諭と高校教諭の接触の機会が格段に増えた、情報交換が進んだのも、大きかったと思いますね。
菊里は愛知全県
模試の合否追跡調査で、格下の千種・瑞陵、さらには半田よりも合格者平均内申が低いんですよ。つまり男子も女子も(ココ重要)低内申高学力タイプの生徒が好んで菊里に集まってきてるということなんです。愛知県の公立トップ校でこんな傾向を示しているのは菊里1校だけだ。それくらい尖った、他に例を見ない個性の強い学校だということ。