本当に、私立の「関大」に行きたいなら、早めに、気持ちを整理して、目標校=「関大」に絞った勉強を意識しながら、勉強をすべきでしょう。ふらふらと、できたら「国公立もいいかな」「
関関同立で行けるところ」「甲南や近大でも」「系列の大学もいいかも」と思わないことです。
「関大」に決めているなら、入試方法が、複雑化していて、どの方法で受験したらいいのだろうか?と大学選びをしている時間が無駄です。途中で希望大学を変更すると、試験勉強の内容が無駄になる場合があります。
「関大」の入試に合わせるべきです。入試時期も、関学・同志社・立命や甲南と重なるでしょうから。
近大は、少し受験時期がずれています。
ただし、近大はここ数年で、近大マグロの人気と、エコ入試の効果で、また女子の受験者が増えたようで、また受験生の安全志向が影響して、延べ志願者が伸び、2014年度で一般入試志願者が10万5890人で全国1位となっています。2015年度は、さらに伸び過去最高の11万3704人となっています。近大を併願校とするときに、注意すべき点です。
甲南は、なぜか試験日が
関関同立と被ります。受験生は、試験日の調整に悩みます。問題の傾向も「関大」とは異なります。2016年春以降の受験日程がどうなるかに注目です。
「関大」の入試に合わせながら、関大の学部の
偏差値と、試験日程を調べて、「関大」を複数回受験すれば、合格する可能性が高まります。
併願校は、その入試勉強が活かせる大学や、学部を選ぶべきです。
私立専願で、国公立を受験しないのなら、個人的には、センター試験での受験ではなく、「関大」の「学部個別日程・試験」「全学部日程」での勝負を薦めます。その結果次第で、そして気力が入りますが3月初旬の「後期日程・試験」で、ラストチャンスとなります。浪人覚悟や、系列校や併願校で合格できていていれば、ラストチャンスに賭けることも可能です。
ここで問題なのが、お金です。まずは受験料。受験日は1回35000円です。複数回受験する場合は、その回数分入ります。学部の併願によって、割引きがあるものがありますが。
つぎは、併願校との兼ね合いです。浪人覚悟ならいいですが、浪人を避け、現役で併願校の合格したのちに、ラストチャンスに勝負に出る場合は、併願校の入学金や
授業料の納付期がどうなっているかが問題です。これらの納付期が、ラストチャンスの3月入試の合格発表の前になっていると、相当のお金を捨てる覚悟での受験となる場合があり、十分に親と相談しておくべきでしょう。3月受験までの覚悟で、望むなら合格率もあがりますが、受験に対する気力の継続とともに、親の資金力も影響します。親から、「合格した併願校でいいじゃないの」と言われます。うちの子どもは、国立志望でしたので入学金を捨てる受験方法はとりませんでしたが、国立合格発表の日が、第2志望の私立の入学金支払日で、昼の結果(残念な結果)を聞いて、本人を慰める余裕もなく、午後にすぐに入金した苦い経験があります。
そう言った意味でも、2月の、「関大」の「学部個別日程・試験」「全学部日程」での勝負がつけられるように努力すべきでしょう。親を安心されるためにも。
こらからの2年生の勉強に取り組んで、3年生になった春に、再度考えて、諦めることなく、勉強の軌道修正などをやって、関学に合格してください。
関大卒ではありませんが、千里のキャンパスはいいですよ。大阪の梅田から阪急にのって、駅から校門までも学生街ぽい通りがあって。
さて、関大の文系の基本的な3教科受験の配点は、現在のところ
英語200点、
国語150点、社会(選択)100点です。450点満点で、200点が
英語となっています。
英語が得意な人向けで、
英語の勉強が欠かせません。
国語は、現代文の評論と古文の対策ですね。
関関同立のなかでは、関大は狙い目ですね。
偏差値的には、高いレベルの比較で、個人の感覚ですが。
アドバイスは、オープンキャンパスに2年生のうちに行って、本当に行きたいと思う感情が生まれたら、合格への道=ルートが決まったようなもの。
その道を、あとは走って行くのみ。
2年生の時期なら、
1、学校の授業に遅れずについていく。受験勉強はマラソンのようなもので、先頭集団から、まずは遅れないこと。
2、私立「関大」に絞っているなら、
英語と現代文と古文は得意科目にしておく。日本史か世界史は自分の得意な方を選ぶ。3年になった時に、受験勉強にシフトできるようにしておく。
3、「やりたいこと」と「やるべきこと」をはっきりさせる。やりたいことが多い年頃ですが、やりたいことの誘惑に負けず、勉強としてやるべきことと目標の到達点を決めて努力すること。
今年2015年の信州大の入学式に学長が「スマホやめますか?大学生やめますか?」と新大学生に問いかけたようです。賛否があって、ホリエモン(堀江貴文)は「スマホの機能を理解していない」と反論していますが。
受験生にも言えます。「スマホやめますか?受験生やめますか?」です。やりたいことの誘惑の一つがスマホであり、ラインです。
「受験生やめますか?」は「志望校合格あきらめますか?」に繋がりかねません。
スマホの誘惑は恐ろしい。それは、受験勉強の時間を奪っていきます。まるで、ミヒャル・エンデの『モモ』に出てくる「時間泥棒」のように時間を奪っていきます。そして、受験生のあなたの未来も奪っていきかねません。あなたの可能性を奪っていきます。十分に、注意して下さい。
関大は大阪にあるので、関学とは少し雰囲気が違って、庶民的。将来、大阪あたりで就職を考えているのなら、大阪に出てきた方がいい。神戸もいいが、少しおとなしい感じ。2020年のオリンピックがらみで、東京が注目されているが、大阪も外国人が飛行機で関空にやって来ている。2019年にラグビーW杯もあったはず。
関大を狙うのはいいと思う。併願は近大か大経大?
アドバイスは、授業や塾で「分かったつもり」をなくして行くこと。先生は「教えたつもり」、生徒は「分かったつもり」・・・そして、試験の点数が上がらない。この溝を埋めるのは、先生ではなく、君自身。友達でもない。
紙と鉛筆を使い、腕が筋肉痛になるまで、勉強すること。それが頭を鍛えることにつながる。
受験後に、先生に「がんばったのに、残念だったね」なんて言う慰めは何のためのもならんし。
特に
英語は受験にも役立つが、就活にも役立つから、苦手科目にしないこと。将来、お客さんが外国人、社長が外国人、会社での公用語が
英語、出張が海外・・・そんな時代にサラリーマンになる世代ですから。