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高校受験で問われるもの
ストレスと無意識

普段、ストレスは私たちの「無意識」の領域に潜んでいます。つまり「こいつがストレスだ!」と認識しにくい状態にあります。これは、とりあえずストレスを感じるけど、何がその原因なのか分からないという状態です。


まずはストレスを「意識」の領域に連れてこなくてはなりません。つまり意識化です。具体的に言えば「こいつがストレス(の原因)だ!」と分かる状態にしたいわけです。ここでは簡単に言っていますが、これは大変なことです。


それがしっかりできる人というのは、半分スターマリオの状態です。半分でもスターマリオなのですから特別な存在なのです。


ストレスを意識化するには、ストレスを感じたときに「自分はなぜストレスを感じているのか?」と自分に問いかける必要があります。これをストレスの存在を感じる度にやるのです。さっきの例で説明しましょう。


「さてと。」

()

「宿題やらなきゃ。」

(ストレス)


------お、いまストレスを感じたな。「なんで、自分は宿題をやることがストレスなんだろう?」


「でも、数学苦手なんだよな。」

(ストレス)・(ストレス)


------ん?これはストレスだな。「でもなんで、苦手科目をやろうとするとストレスなんだろう?」


「そういえば今日の数学の授業はいつにもまして、よく分からなかったよなぁ。」

(ストレス)・(ストレス)・(ストレス)


------お、またストレスだ。「なんで授業がよく分からないことが、宿題のストレスになるんだろう?」


と、いった具合です。これを読んでも「ふーん。」と思っただけの人が多いと思いますが、実はこれが大変なんです。なぜかというと「なぜストレスを感じているのか考えること」はそれ自体が強いストレスだからです。


ただ、この「なぜストレスを感じているのか考えるストレス」も慣れれば、ストレスと感じなくなります。つまり、自分への問いかけを習慣化してしまえばいいわけです。これを何度も何度も繰り返すと、ストレスの正体が徐々に見えてきます。そしてストレスの正体が分かると、ストレスの回避方法、言い換えればストレスとの付き合い方が分かるようになります。

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