高2なら、今からでも余裕で間に合いますよ!
まずは、主要科目の基礎を完成させちゃいましょう。
英語と
数学の2科目が最重要科目です。それでは
英語から!
英語以下を順番に攻略していきましょう!
・語彙
英単語帳で短期間集中で語彙を増やしましょう。様々なタイプの単語帳がありますが、ご自身の好みに合わせて選択して下さい。オススメは「DUO3.0」「システム
英単語」です。前者は例文を完全に暗記しておけば、英作文のための基礎を作れます。1冊を完璧に仕上げましょう。また1冊目を仕上げてから2冊目以降を使う場合、1冊目と重複しない単語のみにフォーカスすれば良いので、大して時間をかけずに語彙を強化できます。
・文法
まず参考書タイプの通読を2、3周(理解を重視)→問題演習(知識の欠落部分を確認)→参考書の該当部分を読み直し→時間をおいて問題演習をやり直し→以下繰り返し...
◯参考書タイプ通読: 「Forest」などの通読
◯問題演習: 「全解説 頻出英文法・語法問題1000 」「Next Stage」などで問題演習
・構文
文法のところでもある程度身についているかもしれません。本格的な読解演習の前に重要な構文知識の確認・補充を行いましょう。オススメは「解体
英語構文」「
英語の構文150」など
・英文解釈
「英文読解の透視図」←特にオススメ(最難関校対策のための基礎)
「英文解釈の技術」シリーズ(3冊)
・実践演習
「やっておきたい
英語長文」シリーズ
センター試験の
過去問20年分くらい
・
過去問志望校の
過去問をできるだけ多く解きましょう。
解いたら、復習をしましょう。→自分の弱点を補強しよう。→上記のステップに戻りつつメンテナンス。
・番外編
英語を使えるようになるために
◯教科書の暗唱
基本的な語彙・語法の習得ができ、リーディングだけではなくライティングとスピーキングの基礎づくりにもなります。
◯ディクテーションとシャドーイング
リスニングの比重が大きい場合、音源の書き起こし→弱点チェック(語彙、音の変化、文法)→その音源を使いシャドーイング(音源を追いかけるようにして口に出してみる。スクリプトは見ないこと。)
※暗唱までするとなお良し。
以上を完璧にすればセンターレベルで9割、2次試験レベルでも合格点を取れるかと思います。これからの傾向として4技能型の試験への移行が予想されますが、上記の番外編までをカバーしていれば、新傾向でも余裕で上位層になれるかと思います。
私自身、上記の
勉強法で基礎を作り、あとは語彙を強化することで、TOEFLiBTで90点ぐらいは取れるようになりました。特にリーディングとライティングはTOEFLでも9割取れるようになったので参考になればと思います。
(参考:「究極の
英単語」シリーズで12000語レベルまでもっていけます。「TOEFL
英単語3800」も使いました)
自分の経験から、TOEFLで100点をこえるためには、スピーキングとリスニングの能力がネックなります。上記番外編を高校生のうちからやっておけばという後悔があります。まだ高2だなんて羨ましいです(笑)
次に
数学!
数学学校の授業は基礎の復習!
独学先行で逃げ切りましょう!
・教科書レベル
自分で教科書の学習 数3まで
教科書ガイドとかも参考になるかも!?
(このステップではあまり時間をかけずに、次の網羅系で定着させる感じです。)
必要に応じて、
数学に苦手意識があるようなら、講義タイプの参考書も使ってみてください。学校の進度に合わせていると後々焦ることになるので、独学で数3までやってしまいましょう。学校の授業は全て復習に使いましょう。学校の授業も使い方次第で役に立ちます!
余談ですが、私自身は「受験
数学の理論」シリーズが好きで教科書の代わりによく読んでいました(が、量が多いので時間に余裕がないならオススメしません。微積分編のみなど部分的な利用ならオススメです。現在は絶版?「プラスエリート」シリーズという後継版があるみたいですね)
教科書傍用問題集は計算練習用だと思って、学校の隙間時間にでも消化してしまえばいいでしょう。これだけでも教科書レベルは身につくかと思います。(今でも「サクシード」でしょうか?)
・網羅系
実践演習に入る前に、典型問題の考え方をおさえておきましょう。「Focus Gold」シリーズをオススメします。マスター編にレベル別の例題がたくさん載っているので、まずは星3まで完璧にしましょう。1周目は自力で解いてみて下さい。できなかった問題はチェックして、解説を読み理解します。理解できないところは、友達や先生に質問しましょう。2周目は1周目にできなかった問題のみ解き直し、1周目と同じく、できなかった問題は3周目でやり直します。こんな感じで、周回を重ねてみて、特に苦手意識のある部分はコピーでもして弱点ノートにでも貼っておきましょう(復習の効率化)。残った星4の例題は、実践演習と並行して、少しずつ潰していきましょう。
・実践演習
引き続き「Focus Gold」シリーズを使います。チャレンジ編の問題で演習しましょう。できなかった問題は適宜マスター編の対応する問題に戻って復習。チャレンジ編も全ての問題を自力で解けるまで繰り返します。特に苦手な部分はコピーでもして弱点ノートに貼っておきましょう。ここまでをやりきると、
過去問に取り組めるかと思います。
模試の
偏差値も1段階上に行けるでしょう。
他の問題集、例えば「1対1対応」や「プラチカ」なども同じくらいのレベル感になると思うので、勉強効率を重視するなら「Focus Gold」のみで済ませるのがオススメです。
・
過去問演習
志望校の
過去問演習→できなかった問題はコピーして弱点ノートに貼っておこう。→複数年分解いて出題傾向をおさえましょう→優先順位をつけて分野別演習に突入!
・分野別演習
◯整数→「マスターオブ整数」
◯確率→「ハッと目覚める確率」
など
・番外編
◯
模試や定期試験前の総復習
1. 弱点ノートの問題を解き直す
2. 網羅系の該当分野を書かずに解き直し(解答の方針、流れを頭に思い浮かべる)→瞬時に思い出せない問題は弱点ノート行き
数学で圧倒的なアドバンテージを得たい場合
「入試
数学の掌握」シリーズ
「新
数学演習」などがオススメ
Tips
・英数2科目先行逃げ切り
英語と
数学を高2の間に完成させましょう。10ヶ月あればいけます!これができれば東大・京大でも十分に間に合うかと思います。(自分は文系だったので理系科目の比重はわかりませんが(大学受験後に数3までやりました)、文系理系に関わらず、受験勉強の多くを英数2科目に割くことになるはずです。)
余裕があれば、理系科目も1科目だけは高2のうちにある程度完成させておくと、精神的にあとが楽だと思います。
・
模試すぐには結果には現れないと思うので、
模試の結果はあまり気にしなくていいかと思います。ただし、高3の夏くらいまでにはある程度の結果を出しておきたいところです。
・塾の利用→自習室の確保
基本は市販の参考書・問題集を使って独学で十分です。塾を使う場合は科目を絞った利用をオススメします。授業を受けるだけでは意味がないので、復習できる量と相談です。自習室の確保ができるので1科目のみとるのはアリかもです!夏期講習は学校の授業の代わりに多めに取ったりとかして、ペースメーカー的な利用もあり。
・学校の授業と先生の活用方法
英数2科目については基礎の復習として授業を利用しましょう。実はけっこう役に立つことが多いです。どの科目も、先生にもよりますが、うまく使えば受験勉強にスムーズ移行できます。各科目ごとに、受験勉強の中での授業の位置付けをしっかりと行って、効率的に学校を利用しましょう。
また独学で詰まってしまった時には、先生に質問すれば解決することも多いと思います。
・モチベーション
志望校が国公立大学の工学部ということなので、具体的な目標として東京大学理科1類を志望校としましょう!あなたの志望校は東大の理1に決定です!!笑
※真面目な話、目標を具体的にかつ高く設定しておくことは長い受験生活の中で思った以上に重要です。周りも国医や東大を狙っている子が多いと思うので、お互いにいい刺激となって頑張ってもらいたいです!ただ友達を敵認定するのは避けましょう!受験は畢竟、自分自身との戦いなので、利他的に行動して周りとの関係を良い状態に保った方が、最終的な期待値は大きくなるはずです。
(個人的には京大の工学部なんかもいいなと思います)
Reference
#は追加
◯は基本
●は参考
★は個人的なイチオシ
英語◯DUO3.0★
◯システム
英単語◯Forest
◯全解説 頻出英文法・語法問題1000
◯Next Stage
◯解体
英語構文
#解体英熟語
◯
英語の構文150
◯英文読解の透視図★
◯入門 英文解釈の技術70
◯基礎 英文解釈の技術100
◯英文解釈の技術100
◯やっておきたい
英語長文300
◯やっておきたい
英語長文500
◯やっておきたい
英語長文700
◯やっておきたい
英語長文1000
◯センター
英語 過去問(赤本、青本など)
◯東大の
英語27ヶ年
◯教科書ガイド
●究極の
英単語vol. 1
●究極の
英単語vol. 2
●究極の
英単語vol. 3★
●究極の
英単語vol. 4
●TOEFL
英単語3800★
数学◯教科書ガイド
●受験
数学の理論シリーズ×11冊
●大学受験生のための教科書 新
数学 Plus Elite
数学1・A
●大学受験生のための教科書 新
数学 Plus Elite
数学2・B
●大学受験生のための教科書 新
数学 Plus Elite
数学3(未刊行)
◯教科書傍用 サクシード
数学1・A
◯教科書傍用 サクシード
数学2・B
◯教科書傍用 サクシード
数学3
◯Focus Gold 4th edition
数学1・A★
◯Focus Gold 4th edition
数学2・B★
◯Focus Gold 4th edition
数学3★
●1対1対応の
数学1・A
●1対1対応の
数学2・B
●1対1対応の
数学3
●理系
数学の良問プラチカ1・A・2・B
●理系
数学の良問プラチカ3
◯鉄緑会東大
数学問題集 資料・問題篇/解答篇1980-2009(30年分)
◯鉄緑会東大
数学問題集 資料・問題篇/解答篇2009-2018
◯マスター・オブ・整数
◯ハッと目覚める確率
◯テーマ別演習1 入試
数学の掌握 総論編
◯テーマ別演習2 入試
数学の掌握 各論練磨編
◯テーマ別演習3 入試
数学の掌握 各論実戦編
◯新
数学演習
長々と失礼しました。
質問者様のお役に立てれば幸いです。
補足1
英語・
英単語の暗記
◯書くのは最小限に発音と意味にフォーカス。書くのは覚えにくい単語のみ。総仕上げでテストなどでたまに書くのはいいかも。
◯
英語→日本語が基本。日本語→
英語は後回し。
◯DUO3.0の場合、全560例文の暗唱と各見出し語で
英語→日本語が瞬時にできることが合格ライン
◯品詞に注意、特に動詞はとれる文型及び典型的な語法も覚えましょう。参考: 辞書のオススメ「ウィズダム英和」「Oxford Advanced Learner’s Dictionary (OALD)」
◯何周も繰り返す。単語帳が『壊れるまで繰り返す』。最初は見出し語のみでOK。見出し語を全部覚えてから、派生語も確認できるとbetter。
◯覚えにくい単語はイメージ検索を利用して、イメージをコピペorお絵かきしてみよう(単語帳の余白に書き込むor単語ノートを作る)
◯DUO3.0を使う場合CDが2種類別売りされていますが、復習用のみで必要十分です。通学時間などに、CD音源を繰り返し聞くことも重要!受験本番まで習慣にすると記憶が保持できます。復習用CDは560例文を1時間で復習可能です。
◯DUO3.0なら最初は短期集中で1ヶ月以内を目安に見出し語を全部覚えましょう。最終的に560例文を暗唱できるレベルを目指します。CDを聞いて、例文の出だしを聞いたら、頭の中で自動再生されるレベルを目指してください。慣れてきたら、CDをシャドーイングして下さい。リスニングの強化にもなります。
◯単語帳以外で出会った単語・熟語はオリジナル単語帳を作成して復習できるようにしておくとbetter。例:
過去問演習→未知語→オリジナル単語帳へ収録withイメージ、お絵かき、出会った原文を例文として書いておくor辞書の例文、辞書で語法を調べて書いておくetc.
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注: DUO3.0の効能・服用方法及び副作用
◯効能: 見出し語2569語(単語1572、熟語997)及び派生語・関連語2241語(単語1515語、熟語699語)の狭義定着。同意語・反意語3083語(単語1938語、熟語1145語)の広義定着。合計7866語(単語5025語、熟語2841語)の広義定着◯服用回数及び方法: 2、3周の試用期間後は毎日1周以上を目安にご服用下さい。復習用CDを併用することにより全例文を暗唱できる状態となれば理想的な効能を引き出すことが可能です。◯服用時間: 朝昼晩 好きなだけご服用下さい。◯服用前の注意: 例文の文法がわからない場合は暗唱前にお調べ下さい。文法不明症が原因でDUO3.0の効能が出難い場合があります。文法不明症が深刻な場合にはかかりつけの先生までご相談下さい。◯副作用とその対処: 一時的にDUO3.0中毒の症状が出るかもしれません。その際は医学部志望のご友人にご相談下さい。仮にそのご友人が迷医の卵である場合、服用者に
数学療法を試みることになります。
英語脳な服用者を
数学脳にすることによってDUO3.0中毒は中和されます。中和後、服用者は無事に英数脳という全大学受験中数%にしか罹患しないという難病にかかることでしょう。おめでとうございます。
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本当に本当にありがとうございます!!分かりやすいし、こんなに詳しく書いてくださり嬉しいの一言です。ここまで一生懸命書いてくださったからには、自分が頑張るしかありませんよね!!
本当に感謝しています。
ありがとうございます。頑張ります。
読んでいただけたようで良かったです(笑
お役に立てれば幸いです!補足として、計画の立て方について軽く触れておきます。
まずは、長期的な目標を設定して、それを達成するための中期の計画(1ヶ月から3ヶ月くらい)を立てて下さい。
例えば東大の理1に合格するという目標を設定したとしましょう。そしたら、2次試験で
英語80点(120)、
数学70点(120)、
国語40点(80)、物理40点(60)、化学40点(60)で合計270点(440)、1次のセンター?100点(110)と合わせて370点(550)で合格するという具体的な得点イメージを持つようにします。
そこから、逆算して、具体的に何をすればその点数に届く可能性が高いのかをリサーチして、中期的な計画にしていきます。
さらにそこから、1週間、1日という短期の計画を立てて、毎日勉強する習慣をつけるようにしましょう!毎日継続することが大事です!
それから、よく「毎日何時間くらい勉強すればいいですか?」という質問をされることがあるのですが、本気で受かりたいなら、やれるだけやって下さい!僕の知っている例だと、(浪人生で)毎日ほぼ14時間勉強して、東大に合格した人がいました。スタート地点では、一般的な
模試で
偏差値50ちょっとしかありませんでしたが、綿密な計画とそれを実行する意志の力で、最終的な成功を掴みました。
是非ともストイックに勉強していただければと思います!成功を祈っています!!