開成中学の校長先生が言っていました。もし仮に同じ受験生で別の問題を解いたとしたならば、合格者の半分は入れ替わるそうです。つまり上位半分はどんな問題でも合格できる生徒。しかし残り半分は入試問題により常に入れ替わるということ。問題との相性や受験生の当日のコンディションにより変わるのです。質問者さんは今回上位半分には入ってなかったかもしれないけれど、次のテストでは合格できる層にいるのです。このチャンスを逃すなんてもったいない。1週間勉強しなくても、当日精一杯努力すれば、受かるチャンスはあるのです。その可能性を信じて頑張って下さい。
落ち込んでいてもなにも変わりません。1回目では実力は発揮できましたか?出来なかったのなら、次頑張って、全てを出し切りましょう。それで落ちてしまっても、結果を受け止めましょう。
あと6日あります。本当に合格したいなら、しょげている暇はありません。やるか、やらないかです。この6日間にできること、自分の点数を伸ばせることは本当にたくさんあります。
国語なら、漢字は完璧ですか?明学の漢字は比較的優しいですが、それでも漢検で準2級から4級まで満遍なく出ます。漢字がちゃんとできればそれだけでプラス4点いけます。受験用の漢字問題集を試験前日までコツコツやりましょう。またもし
国語の長文を読むのが苦手ならば、勉強の合間、休憩時間に新聞を毎日読みましょう。1面、2面、社会面の3ページだけでいいです。それだけで語彙力アップと、長文への慣れが出てきます(結果として漢字対策にも)。
英語なら、長文以外の
過去問(適語選択や整序問題など)、どれが出てもできますか?この時期、分からなかったらすぐ答えを見て答えごと覚えてしまいましょう。そして
過去問が完璧になり、さらに余裕があったら他の問題集にも当たりましょう。但し、明学受験には、青山学院にたまに出てくるような難問を探す必要はありません。標準かちょい上くらいの受験問題集を探して(今自分が持っているものや塾の問題集で十分)、適語選択や整序問題をやって自信をつけましょう。これも、一度読んで分からなければ、すぐに答えを見て丸ごと覚えてしまい、2度、3度と目を通し、似た問題が出た時に絶対にしくじらないようにしましょう。どちらかといえば量より質(数をこなすより出題パターンを確実に記憶)重視です。
そして
数学。本番は何がダメでしたか?関数?図形?今持っている問題集でいいので自分が「苦手の」項目の問をどんどん解きましょう。ここでも、明大中野みたいにちょいひねった難問や準難問を探す必要はありません。5段階レベルの3から4、標準プラスアルファ、ぐらいの問題を探して解きましょう。当然
数学も量より質重視です。
過去問の傾向に似た問題を探す、そのプロセスはそれだけで十分試験対策になります。
天は自ら助けるものを助けます。ごはんをちゃんと食べて、そして睡眠は削らない。睡眠不足は記憶のパフォーマンスを落とします。「食べて、寝て、勉強する」をどれもしっかり。8時間寝て、食事に4時間あててもまだあと12時間あります。いろいろ偉そうに書きましたが、これでわたしの教え子は、おととい明学合格を手にしました。これを読んでいるあなたにも栄冠が輝きますように。