第1段階の2で、1を通過した者の内、学力検査の『上位75％程度』が合格となります。『75％程度』とは、『65〜85％』という意味ですが、北高の場合、第3段階で内申は低いけれど学力検査の結果が良い受験者を可能な限り多く拾いたいでしょうから、第1段階では『65％』しか合格者を決めていないだろうと思います。
つまり、内申が仮に『45』であったとしても、学力検査の結果が内申上位360人の内の上位『65％』に入っていなければ、第1段階では合格にはなりません。繰り返しになりますが、『65％』というのはあくまで推測です。
静岡県高校入試平均点
H29 H28 H27 H26 H25
国語 30.46 29.65 32.94 29.53 30.83
数学 23.44 22.84 23.57 26.38 21.55
英語 25.88 27.98 29.68 26.48 28.00
社会 25.13 31.79 30.90 32.27 32.58
理科 17.35 18.79 28.68 27.59 28.69
合計 122.26 132.05 145.77 142.25 141.68
・H28に理科が難化しています。
・H29に社会が難化しています。
・H28・29に5教科合計平均が約10点低下しています。
・平均点には現れていませんが、
数学も難化傾向にあります。
・つまり、H28から入試が難化傾向にあるのですが、難化の仕方が北高を受験するような成績上位者の方が、学調と比較して大きく得点を落とすような難化の仕方をしています。県全体の平均点は、H28・29に10点程度しか低下していませんが、北高の合格者平均は20点程度低下しているのではないかと推測します。現高2/高1で、学調と比較して、入試本番の得点が、20/40点程度低かったという人が多いのではないかと思います。
・合格最低点ですが、現高2/高1で、180/160点を切っている人が居るのでは無いかと思いますが、第三者には知り得ない問題です。
今年、入試が易化するとは考えにくいです。また、各中学校、大手予備校・塾も入試の難化に対して対策を完全には講じられていないようです。既に対策を講じている小さめの塾でトレーニングを受けているのでない限り、入試本番の得点は学調と比較して20〜40点低下するだろうと思います。
上記の入試の難化を知っておいて、試験当日、特に
数学と理科で解けない問題があっても、「他の受験生も解けないはず」と考えて、パニックにならないようにしてください。また、仮に試験当日30点を切ってしまったのではないかという科目があっても、1教科だけが30点を切っただけならば、まだ合格の可能性はありますので、他の教科に引きずらないようにしてください。
