あの番組の内容では、確かにどこの私学でもやっていそうなことばかりという印象ですね。
でも、あれはあくまで今の姿で、この学校の良いところは、今までも何度も書かれている事だと思いますが、こういった工夫や改革を創立当初から今に至るまで常に考え実行し続けているということだと思います。そしてそれを支える先生方の熱心さ。職員室ではいつもどこかで話し合いをされている姿が見られると聞きます。
まぁ色々言われる学校ですし、もちろん問題がないわけではないですが、入学してみて少なくともこの点は、本当に凄いなぁと思わされます。
常に動いていて次に何をしてくるのかわからない面白さがありますよ。それがいい事も悪い事もあるし、苦手な方ももちろんいらっしゃるでしょうが。外にも中にも。
保護者説明会で校長先生が話されていましたが、西大和の経営方針として良いと思った事は先ずやってみるというのがあるそうです。やってみてダメだったら直ぐに止める。この伝統や慣例に縛られない柔軟さがこの学校の最大の強味だと思います。
歴史のある学校は伝統や慣例に縛られて思い切った事ができない面がありますからね。特に昔の成功体験から抜け出せなくて凋落して行った学校は多いです。
「やってみてダメだったら直ぐに止める。」
っていうのは、短期間でノウハウを蓄積して実績を伸ばすには確かにいい方法なんだけど、新戦略導入直後でたまたまダメだった時に当たった生徒(2016年卒業生など)は学校経営や後輩たちのための犠牲者(モルモット)になってしまう。ここの受験を検討する人は、学校が新戦略を打ち出しそうな危ない時期かどうかを見極めたうえで決めてほしい。
それと、上に「共学で高入りが100人もいてこの実績はすごい」っていう人がいたけど、とんだ見当違いだよ。東大京大国公医合格者の一貫校:3年制高校の比率は2:1であり、男子:女子の比率は4:1なのだから、西大和は進学実績を最大化させるための黄金比率を実践しているだけだ。
各校はそれぞれ理念や教育上の理由があって男子校・女子校・共学校・一貫校などにしているわけだが、西大和の場合のそれは東大京大国公医合格しかないということをこの節操のない比率が示している。
ダメ元でもチャレンジする学校の姿勢とてもいいと思います。
鼻からダメだと否定的な態度で何も進化しないで凋落していく学校より何倍もマシ。
とにかくアンチ西大和は西大和を叩きたいようだが、どんなに叩いても叩いても、西大和に魅力を感じる人が増えて受験者増になってるのが現実。
アンチ西大和の人が的外れな事を書いているが、チャレンジをし続けている学校だからこそ、僅か30年でここまでの超進学校かつ人気校になったのだ。失敗を恐れて保守的な教育をしていたなら、今の西大和は無かっただろう。
騙されたと思って一度、学校説明会に行ってみると分かりますよ。進学実績だけじゃなく、将来の日本を背負うリーダーを育てる為の教育など、校長先生の熱意が本当に凄いですから。
いろんなことにチャレンジしていく姿勢、結構好きですよ。
iPadの導入も生徒の意見から始まり、発案(元の提案はiPadの導入ではなくPC向けの掲示板の作成でしたが)から約一年で実現されました。プロジェクタや教材だけでなくルールや管理方法の整備等もたしかに後追いになってしまい、iPadで遊ぶ生徒も多数いました。ですがそれは、自宅でスマホで遊んでるのとあまり違いがなく、「iPad導入は失敗だ!ゲーム機になってる!」と批判するようなことでもないと思います。むしろまだ日本で実例が少ない一人一台端末を持たせるICT教育の最先端を進もうとするチャレンジ精神が見て取れます
iPadについて詳しく書きましたが、体験学習やSSH SGHも手を抜いたり適当にやってたりするものはありません。勉強もするし、座学では学べないこともたくさんします。
テレビで放送されていることは全て正しいとは言えませんが、とても面白い学校だと僕は思っています。