教理50期生で今は関西の大学に通っている者です。
●普通科と教理は壁がありますか?
正直なところ普通科と教理の壁は大きいです。授業を受けているだけではほぼ関わりはないです。しかし中学からの友達であれば、学科が違っても仲良くできると思います。また
海南高校は部活動が盛んなため、部活の中で普通科の友達を作ることもできます。僕は生徒会に入っていたため普通科の子とも仲良くなれました。
●教理は入学すると難しいと聞きましたが、入試の時普通科の方が賢いのはなぜですか?
教理は毎年のように定員割れします。定員割れした場合普通科から落ちてしまった人が教理に入ることになります。これは回しと言われるもので、毎年5〜8人ほどいます。普通科に入れなかったわけなので、この回しの人たちの入試の点数は悪いです。その結果、教理全体の
偏差値を下げることになり、普通科の
偏差値の方が若干高くなります。しかし実質的には普通科と教理には学力の差はありません。
次に入学後の勉強について。教理は理系に特化したクラスなので、理数系科目は進行が早く定期試験も難しいです。しかし、だからといって恐れることは全くありません。勉強についていけるかどうかは入学後の自分の意識次第です。入学時の成績なんて全く関係ありません。僕の周りにも、入試の点数が悪く普通科から回しで入ってきた子でも高校での成績は良く、レベルが高い大学に行った人もいます。また逆に入試の点数は良かったにも関わらず高校でサボってしまったため志望した大学に行けなかった人もいます。つまり普通科に入るにせよ教理に入るにせよ、大学に進学したいのであれば、入学後の努力が全てです。
●教理に入ると部活動は厳しいですか?
そんなことはないです。確かに運動部に入ると忙しいとは思いますが、それは学科とは関係ないものです。僕は科学部と生徒会執行部に入っていましたが、教理の勉強との両立が難しいとは思いませんでした。やる気さえあれば、どちらの学科でもどの部活でも関係なく、充実した学校生活を歩めると思います。
最後に…
教理は研修など普段の授業とは違うイベントも多いです。研修はめんどくさいと感じることもあるとは思いますが、とてもいい経験になります。大学入試時に
面接がある場合、とても有利になります。大学入試には活かせなかったとしても、大学入学後に研修の経験が活かせる場合も多いです。また教理にしかない大学推薦枠もあります。理系の大学に進みたいのであれば、是非とも教理に入学することをお勧めします。
入試勉強頑張ってください。
健闘を祈ります。