「授業が下手だ!」
「何を言ってるかわからない!」
「テストは、直前に配布される対策プリントと同じものが出る」
「体罰がある」
「すぐ怒鳴られる」
「先生の態度が大きくて、オマエよばわりされる」
そんな声を、家に帰った子供から聞いたことはないだろうか。
それは、まさにあなたが自分の子供を通わせている学校がブラックな「難あり」だというサインなのだ。
とはいえ保護者が「難あり」の学校を見分けるのは難しい。自衛策はないのか。
ある学習塾の元関係者は、学校を選ぶ時のコツをこう話す。
「この学校はいいよ〜」などと言った、学校の担任や塾の担当者の口車に絶対に乗らないことです。
大阪のとある私立学校が、塾と前もって情報交換を行い、『生徒名簿に○印をつけた生徒は入試当日の結果がよほど悪くなければ、入学を確約していた』ことが最近ニュースになりましたよね。あれは、あの学校だけに限ったことではないと、あわせて報道されていたでしょう?
つまり、どの私立学校でも規模の大小はあるものの、「塾対象説明会」のようなものを行っていて、その場で塾長や塾の責任者と綿密な打ち合わせを行って、
模擬試験の成績などを重視しつつ「確約生徒」なるものを学校側に貢ぎ出しているんです。お子さんが塾の点数稼ぎのために差し出されているのですから、そんなものにのっかる必要などさらさらありません。
学校の担任もそうです。進学先の学校の本質をよく知りもしないくせに、子供の「成績」という数値で輪切りにして、「君はここへ行きなさい」などと進路指導 してくるものです。それは彼らが、子供にとっての未来の幸、不幸などではなく、保護者からのクレームをおそれ、落ちこぼすことなく
クラスの生徒を進学させることに、思想の重きをおいているからなのです。
進学先となる各学校の担当者も、担任や進路の担当者にいわゆる「おみやげ」を携えて訪問してきていますから、その強い影響もあるでしょう。
信頼できる模擬テストの結果を参考に、
偏差値をよく見て、実力に応じた候補を選んで、しっかりとこちらが志望校を決めてゆきましょう。それには、まず学校見学に行って、自分の目で設備の美しさや充実ぶり、先生の物腰や態度、年齢構成をしっかり見てきましょう。
校舎が老朽化していたり、いまどきバリアフリーの設備が無い学校はダメです。
それに、宣伝がやたら派手すぎる学校は絶対に選んではいけません。生徒が欲しい欲しい、と自ら暴露しているようなものです。
また、若い先生を説明会でたくさん見かけるような学校は注意が必要だと思いますよ。実力のあるベテラン教員を、大勢確保できているとは思えませんから」
先述の教育アドバイザーもこう助言する。
「進学できるならどこでもいいという考 えを改め、声を上げていくことは大事ですね。無茶な冒険になる受験はお薦めしませんが、入学後に後悔しないためにも、きちんと考えを整理して他人の『おすすめ』に騙されずに、自分の志望校を決めてゆきましょう。安易に入学できる学校ほど、教育の質は低い傾向にあるようです。
その学校に入学して3年後、お子様の進路先がどうなってもいい、学力なんてつかなくてもいいとお考えなら、そこをお選びになっていいと思いますが、いい年をして『語学力』も『計算力』も無いような卒業生を欲しがるところがいったいどこにあるでしょうか。」
この掲示板に載っていることの多くが事実です。無駄に体育の教員が多いのも特徴です。教員の喫煙率がとても高く、煙草部屋が校内に存在します。他校ではありえない学習環境です。受験まで時間があるので、勉強して下さい。