普通科、国際コミュニケーションどちらの科であれ、例年2〜3倍の競争率です。109の内申はどう見ても平凡あるいは見劣りがします。あなたに作文(
小論文)において、優れた文の構成力・相手を納得させるだけの論理力があったり、
面接において態度や言葉遣いや発言の内容に、内申点が足らないのを補うだけの力があるのなら、選1を受けても意味があると思います。
ここで一つ考えてみてください。なぜそんなに選1にこだわるのでしょう。選1で合格するような人は、選2であっても合格する人です。それなら選1にこだわる必要はないのではないですか。選2が行われる3月初旬までじっくり落ち着いて学習に集中するのも良いのではありませんか。
選1で合格するメリットとデメリットを考えてみましょう。選1で合格することのメリットは、早く安心できることと私学への手続き金の7〜8万円を支払わなくても良いということではないでしょうか。逆にデメリットは、たくさんあります。教科学習より優先して
面接練習や作文練習に時間を割かれ、学習面で人より後れを取ることです。また、ダメもとで受けたにせよ、いくら覚悟していても「不合格」をつきつけられれば、人間誰しもショックで落ち込んでしまいます。そこから選2の準備をしなければならないのです。本来なら12月後半から2月半ばまでしっかり勉強していれば、伸びたかもしれない成果が選1の準備のために期待できないのです。そのせいで選2の結果まで影響するリスクも負わなければなりません。
もう一つ高校へ入ってからのことを考えてみましょう。ただ合格すれば良いわけではないのです。高校に入れば、1年間で複数回の
模試あるいは実力テストがあります。そのたびに学年中の順位が結果として出てきます。舟入高校では普通科・国際コミュニケーションあわせて360人の定員です。その中で360人中何位という結果をもらいます。選1で2月中旬には結果が分かり早く安心してのんびり過ごすのと、3月初旬まで必死に勉強して学力をつけるのでは、実力テストにまで影響下が及ぶのではないでしょうか。
あなたは内申が足りないから、やめなさいといっているのではありません。109の内申は中学校全体としては良い方ですし、あなた自身の努力の結果です。選2の受験生としてはごく一般的で悲観するような点ではないと思います。
最後に上記のメリット・デメリットをよく吟味して、またご両親や先生と相談して、あなた自身が結論を出せばいいと思います。
もうそろそろ、私学や選1の願書を書く頃ではないかと思います。自分自身の思いを強く持って最後まで頑張ってください。