当然ですが、問題と解法の暗記と言っても、円周率の暗唱のように、解答の数字の羅列を覚えただけでは意味がありません。解法を理解して覚える必要があります。
その為に必要になるのが、解説の詳しい参考書と問題集です。これは独学をする上で絶対に必要です。ですが、残念なことに学校で配られるのは答えが載っているだけで、解説のほとんどない問題集です。
これは学校が意地悪をしているのではなくて、授業で生徒に数学を理解させることが、学校の建前になっているからです。生徒が自習しやすい問題集を配ることは、ちょっと問題があるわけです。これに加え学校の予算の問題も絡んできます。解説のほとんどない問題集は簡単に作れるので数百円で売っていますが、ある程度の解説がつく本は千円以上はします。
高校受験ナビでは解説が充実しているという観点から、次の問題集と参考書を勧めています。
問題集 『小河式プリント中学数学基礎篇』
問題集 『中学数学発展篇 方程式と関数』
問題集 『中学数学発展篇 図形』
このシリーズ(未来を切り開く学力シリーズ)は高校受験の問題集としては解説が詳しい方です。ただ、残念ながらこのシリーズをもってしても解説が不十分です。勉強を進めると、分からない箇所が出てきてしまうと思います。その際の解決方法は、このすぐ下の「未来を切り開く学力シリーズの使い方」を参照してください。他にもっと解説の詳しい問題集があると良いのですが、今のところこれがベストだと思います。
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