放射線の研究に従事してた関係で海外の文献を取り寄せたりしておりました。
高線量被爆に関しては学会でも意見が一致しているのですが、低線量被爆の影響に関しては意見が真っ二つに割れているのが現状ですね。
ICRPにしろECRRにしろ、どちらの見解も科学的根拠が不足しているという事です。
そもそもデータが少な過ぎて仮説を検証出来ないんですね。
今の政府の基準値は政治的な思惑もあり、まーこの程度なら安全かなっという感じだと思いますね。
西日本の線量が高いのは地質的に花崗岩が多いからですね。
外部被爆的にはγ線の波長の違いだけなので西日本と大差はありませんが、内部被爆となると話は全く別で自然界に存在するカリウム40と通常自然界には存在しないセシウム137では被爆のメカニズムが全く違います。
原発事故前は0.04μSv/h程度だったのが現在は0.086μSv/hという事ですから、0.086-0.04=0.046Sv/h分のセシウムが校庭に存在するという事ですね。
更に、県や市町村が使用している測定器ではγ線しか計れないので、β線を放出するストロンチウムやα線を放出するウランやプルトニウムが評価されていません。
校庭にセシウムやストロンチウムやウランやプルトニウムがあると土埃と一緒にそれらを吸い込んでしまうのですが、食品から同じ量を摂取した場合より被爆の影響が大きいとされています。
という事で除染の有無を知りたかったのですが直接聞いてみる事にします。
ちなみに、以下は芝浦工大柏の線量ですが6/24前に除染したんでしょうね。
http://www.ka.shibaura-it.ac.jp/school-life/houshanou/index.html