受けれない訳ではないです。音楽を選択する分、他の教科が取れなくなる。なので、文系狙いなら理数を少なくする、理数狙いなら文系を少なくする等して調整します。それぞれ必須単位分は学ばなければいけませんが、ある程度選べるのが単位制の良いところです。
ただ、好きな単位だけ取ってると、大学受験に必要なものが取れなかったりするので、そこは注意が必要。
もう解決してるかもしれませんが一応。
数年前に卒業した者ですが、在学当時から音楽系専門学校に進学希望していた者の実体験から。
音楽系の選択科目だと、
・音楽1、2、3
・音楽理論
・ソルフェージュ
・音楽研究
があります。
音楽1は先の回答の通り、一年次の芸術科選択科目のひとつです。
2は1を履修していないと選択できず、また、3は2を履修していないと選択できません。従って、一年次で音楽1、二年次で音楽2、三年次で音楽3を選択することになるでしょう。
音楽理論は楽典を参考書に、音階や和音などを勉強します。
音大受験を考えている人や、作曲系の専門学校に進学を考えている人は選択すると良いかと。
ソルフェージュはコールユーブンゲンを参考に、楽譜上の音を正しい音程で歌う、ピアノで弾かれた音を正しく聞き取る、など、いわゆる「音感」のスキルを磨いていく科目です。
これも音大受験を考えている人には必須かと思います。
最後に、音楽研究ですが、クラシック音楽の構造を研究……するのではなく、自身で目的・目標を定めて取り組む科目です。
具体的な例で言うと、ピアノで音大を受験したい場合、音楽研究の時間を使ってピアノの練習をすることが出来ます。もちろん、具体的に「この曲をいつまでに弾けるようにする」とか「音階の基礎練習をミスなく出来るようにする」というような、目標を定めることが必要です。
私は2年次の科目選択の時から音楽系専門学校に進学すると決めていたので、音楽系の科目は全て選択し、それ以外は最低限の一般科目(
数学や現代文など)を選択するようにしました。
科目選択の難しいところは、1年次の6月頃には2年次の科目選択を考えなければならないことです。10月頃には確定しなければなりません。その後、進路希望が変わったからと言って、選択科目を変更することは出来ませんので、もしかしたら文系あるいは理系の四年制大学に進学することになるかも……ということがあるなら、一般科目も多めに選択しておかないと、授業を受けられない、受験の時に単位がない、ということになりかねませんので注意。
進路選択、科目選択は真剣に。