国際科学科の生徒さんは、大学・就職先が理系になると思います。
文系に比べれば、
授業料等々費用がかかるでしょう。
向陽普通科の中には、母子(父子)家庭の方もいらっしゃいます。
いくら国際科学科のような頭脳の良さを持っていても、
ご家庭の事情で、国際科学科に行けない生徒さんもいらっしゃることも、忘れてはならないでしょうね。
音楽科のある高校では普通科の音楽が得意な生徒が微妙な気持ちになることもあるかもしれないし、美術科のある高校では普通科の美術が得意な生徒が微妙な気持ちになることもあるかもしれないし。
ただそういう高校の普通科から音楽系や美術系の大学に進む生徒はあまりいないし、学力的な
偏差値では普通科が音楽科や美術科を大きく上回っているから、たいした問題にはならない。
英語科のある高校では
英語科のネイティブの先生が普通科でも教えてくれたりするし、学力的な
偏差値は普通科が
英語科を上回っていたりして、問題はない。
向陽の国際科学科の専門が理系で普通科の理系の生徒が将来目指す分野と被っていること、国際科学科の
偏差値が普通科を上回っていること。
これが他の専門学科を持つ高校と異なっているところで、普通科の生徒を微妙な気持ちにさせる可能性がある。
教育委員会が国際科学科に力を入れたこと、向陽高校が学校として国際科学科で結果を出さないといけなかったことは、大人の事情であって生徒1人1人とは関係のないこと。
どちらの科も対等に切磋琢磨していけると良いと思う。