理系で一桁の者です。基本的なことができているかが大事です。既習範囲のアクセスの基本例題、発展例題がちゃんと解けるかどうか、進級までの間にチェックしてみましょう。そこで気をつけないといけないのは、どうしてその解法(公式、原理)を使うのか(必然的に使わざるを得ないのか)を理解しておくことです。
物理と
数学は似て非なるものです。
数学はとりあえずたくさんある問題に対し一対一対応的に解法を網羅的に暗記しておけばなんとかなるのに対し、物理は解法自体の種類はそこまで多くない代わりに問題設定のパターンは無限にあります。問題の現象がどのようなものかをイメージして、各状況で成り立つ公式を適用しなければいけません。例えば力学的エネルギー保存則が、どのようなときにどんなことが成り立つかを分かりやすく説明できますか？自論ですが物理の公式はその成立する事象自体よりもいつ適用できるかの方が重要だと思います。この観点で例題を見直してみてください。不明点を洗い出して先生に聞きにいくのもいいと思います。
少し本筋から逸れますが、等加速度運動の3公式とか覚えにくいと思いませんか？あなたはきっと一年生なので微積分を知らないことでしょう。とりあえずのところは問題演習等を通して頑張って丸暗記してください(笑)。微積分は本校では2年生の数2で簡単な計算を、数3で本格的なものを習いますが、なんとこれらが物理と切っても切り離せない関係にあります。さっき述べた3公式も含め、高校物理の公式はほとんどが数3の最後に習う微分方程式を使うことで証明することができます。もしゆとりがあれば微積分だけでも先取りすることで高校物理を真に理解できるようにもなるでしょう。知識に貪欲であることは難関大合格に必須です。もし意欲があればやってみてもいいと思います。
付け足しで、僕がよく使っているおすすめの物理のサイト「わかりやすい高校物理の部屋」をご紹介します。
https://wakariyasui.sakura.ne.jp/教科書にはない「わかりやす」さで高校物理を明快に解説してくださっているサイトです。
物理は極めれば安定して高得点を取ることができ、暗記することもかなり少ないお得な科目です。ぜひ頑張ってください！
お節介ですいません！最後に一つ。間違っても「なんか不安だし塾に入ろうかな」はやめてください。成績が上がらないから塾、という発想は本質から目を逸らしていて、全くもっての愚策(だと僕は思います)。目を向けるべきは手元にあるアクセスの問題です。他の問題集を買ってみる、というのもおすすめしません。アクセスを消化してないのに一体他に何をやるというんでしょう。(ちなみに僕は問題集を校外で買うタイプですが、学校の問題集は完璧にした上でのことです。上級者向けだと思います。)
「学問に王道なし」と言うように、一つ一つこなすしかないわけです。逆にそれさえやっていけばみるみる成績は上がります！学校の勉強なんて単純なものです。目の前のことから頑張ってみてください！
