大学進学を目指す人が貴重な時間を費やしてバイトをする意味がわかりません。
学費を稼ぐ必要があるならともかく、限りある高校時代の時間は、目の前のお金より、実力を培って自分の将来の可能性を広げることに使った方がいいと思いますが。
バイトが見つかっても退学にはなりません。でも、バイトを決める前に信頼できる周囲の大人の方に相談なさることを強くお勧めします。
アルバイトで学べることは、いろいろあると思いますが、高校の今に優先して学ぶべきことは他にあります。進学を目指す学校にいるみなさんは余計にそうです。
たとえ経済的な事情があって
学費を稼ぎたいのだとしても、バイトの時間を勉強に振り替えて高い成績をとって給付型奨学金を受給したり国公立大学に進んで
学費負担を軽くする方がいいと思います。バイトに時間を取られて浪人したら、生涯賃金は目減りするし、予備校代もかかります。
深刻な事情があるにしても、もう一度よく考えてみてはいかがでしょうか。
アルバイトOKよ。どうせアルバイトするなら、コンビニやマクドとかじゃなくて、進路決定に役立ちそうなバイトがいいよ。プログラミングの知識が身に付く職場や、お金やサービスの動きが眺められるような職場に行ってみるといいよ。そして時間の大切さを感じてください。
むしろ、大学入学後は実験・レポート提出・卒論ゼミ準備で忙殺されるので、奨学金制度を上手に活用し、アルバイトは慎重にしてください。(とくに国公立理系/難関私大理系の場合に当てはまります)
つまり、みなさんの親の世代と違って、今は簡単に留年・退学の危機がやってきます。
昔に比べて大学卒業が難しくなってきているのです。
また就職/大学院進学/研究室配属決定に、GPA(大学での学業成績を数値化したもの)が昔とは比較にならないほど重要になってきています。
大学入学後に悔いが残らないように、一応、事前に知っておきましょう。