南高へ合格できる子は、何をやっても器用というか、もちろん努力も人一倍でしょうけれど持って生まれた素質があるように思います。普通は10を聞いて5を覚えるところを1を聞いて5まで自力で閃いてしまうとか、裁量も応用も何度も何度も習わずとも自力でも考えて出来るような、そんな印象です。
そういうお子さんは部活も行事も好きなだけ楽しむのもありかともちろん思います。ただ、西や東、ましてや旭丘や開成と第一選抜(しかもS特待)を迷うのは、正直何を迷う必要があるのかと感じます。
長いようで短い高校生活、部活と言ってもせいぜい2年、両立を楽しめる余裕のある子は良いけれど、
3年になってから後悔しても・・・
高校はあくまでも通過点、少しでもレベルの高いところで、たとえ少々強制的ではあっても1年の時から受験を意識した勉強を継続するカリキュラムは、大多数の生徒にとってはタメになると思います。
同じような成績だったのが、入った高校で差が開いていき大学入試では埋められないほどの違いになっていった生徒を何人もみてきました。
一高選抜には南や西に受かったけれど、一高に来ている人もわずかですがいます。その子たちは特典生で、月謝がかからず塾代を考えると一高の方が費用が低いという判断らしいです。確かに上位陣は南高で下位にいる子たちより上だと思いますし(公立高校教師の友人も同意見)、南高でも上位50人に入っていられる自信があるならいいのですが、平均程度で、国公立現役合格を目指すなら一高の方がいいと思います。西東以下で国公立大学を目指すなら絶対私立で上位にいる方がいいと思いますよ。ただ、一高選抜は基本国公立に合わせているので、私立大学希望で指定校推薦狙うなら北進の方がいいかと。選抜は
数学にかける時間が多いので。その分
数学だけなら
模試でも南より高かったりしますが、私立文系希望者には不要&ついていくのが厳しいかと。
トップ高でも落ちこぼれたり登校拒否になった人がいるし。聞いたこともないド田舎の高校から東大へ行く人もいるし。トップ高に入れさえすれば安泰ってわけではないのは確か。私立でも優秀なのは本当に優秀、トップ高の優秀なのももちろん優秀、だから自分の行きたいとこで結局は自分次第だってば。
どこが良いなんて、他人が判断できないよ。