真意を伝えます。まず安心してください。「勉強熱心な人たちが集まる進学校」で間違いないです。その先輩が自虐的に言ったのは照れも含まれています。なにせ自分の母校を志望する生徒が目の前にいるわけですからうれしいわけがない。
その上で、「進学校」「自称進学校」という言葉について。これはネットの2chでよく使われる言葉で、「全国」を基準にした考えです。全国を相対的にみた上で「進学校」というのは、「東大や東北大のような旧帝国大と呼ばれる大学や早稲田慶應のような難関私大や国公立医学部など、最難関・難関大に多くの生徒が合格するような高校」を指します。通常そういう高校は、都内の有名私立高校や各都道府県でNo1に君臨するような公立高校(
偏差値概ね70以上)のみを言います(これ以降、全国で言う進学校を「」で書きます)。
もちろん花北は該当しません。花北のように、「該当はしていないが、生徒のほぼ全員が大学や短大専門学校などに進学し、地元では進学校と呼ばれている高校」のことを「自称進学校」と定義されているのです(あくまで2ch内での話です)。つまり、花北レベルの高校は全国で見れば数え切れないくらいあるわけですね。これは「全国」での視点の話なのです。
とは言え、花北は「県内」で見れば指折りの進学校であり、岩手中部地区ではトップの高校ですから、県内の高校に進むのであれば花北は良い選択だと思います。
そして、「犠牲者」という言葉について。前提として「進学校」というのは課題が少なくユルいのです。なぜか、勉強をやらせなくても自分たちで勝手にやるからです。「進学校」の多くは都市部にあり、自習スペースや予備校や本屋が豊富にあります。そういったものを駆使するなど「放課後」に自分たちで能動的に勉強できる環境が備わっているわけです。しかし「自称進学校」の多くは花巻のような地元、いわゆる田舎にあることがほとんどで充実した予備校や本屋もない。そうなると「高校内」で課題や補習などを充実させるしかありません。つまり、「自称進学校の犠牲者になるのかー」というのを変換するするなら、「花北は課題や補習などがかなり多いが頑張れよー」ってことです。県内に「進学校」はほぼありませんから、県内で言う犠牲にならない高校というのはイコール、県内でも進学校と呼ばれないような、「自称進学校」より下の高校ということになるんですよ。この課題や補習のおかげで花北の6〜7割の生徒が国公立大学に進学しています。
しかし、東大や国公立医学部のような最難関大は、花北の授業や課題だけでは対応しきれないのも事実です。そういう場合は予備校に通うなどの対策が必要なわけですが、「課題が多くて予備校に通う時間がないー」という花北最上位層もいるわけで、そういう人にとっては文字通り「花北の犠牲者」となってしまう場合もあるのです。そういう場合は学校側に「課題を(量よりも質の高いものに)変えてほしい」と注文をしてみても良いかもしれません。花北側も優秀な生徒をみすみすダメにするようなことはしないでしょう。
もし、最上位層になって最難関大を志望するようになったら、いろんな方々にアドバイスをもらってください。ネット等を利用してもいいです(もちろん情報の取捨選択は大事です)。同じような境遇の人は全国にたくさんいます。
とにかく、あまり心配しなくても大丈夫です。ただ、もしあなたが全国で言う「進学校」に合格できる力があり、すでに最難関大を志望しているのなら、迷わずそちらに行ってください。そちらの方が最難関大学に合格しやすいですので。
在校生です。ちゃんと勉強熱心な人がたくさんいますよ。高校生活をエンジョイしたくても周りがガリ勉すぎてできないため、そういう意味では犠牲者になるのかもしれません。これはあくまで自分の感想なのでちゃんとエンジョイしてる人もいると思いますが
1 現役生でも行ける。ただ、遠いから花北生が利用できるのは長期休業期間くらいだろう。土日に新幹線で通っている県内の生徒もいるようだが、ごく少数。他に駿台もある。代ゼミは廃校になった。
2 浪人生もしくは再受験生。
3 寮費は
授業料と別。高いと感じるかどうかは個人によるのでは。