香川県という狭い県内で、
偏差値55から上の高校が[進学校]と呼ばれるのは仕方のないことなのかもしれない。
そもそも県外の中心部であれば中堅校と呼ばれる高校ですら、香川県では進学校と呼ばれるほど。
ただ受験のシステム的には香川県はとても手厚いと思う。
他県では受験の際の志望校など出せず、当日点数のみで上位から各高校へ切り分けされ、本人の希望校ですら受験できなかったりと、目的なく希望校以外の学校で3年間送らねばならない受験生もいる。
要は当たって砕けることすら許されないわけだから、受験生からすれば中学3年間の内申や成績を反映されず、尚且つ当日点数のみで振り分けられ、まぐれで当日点数が高ければ進学校で無理強いさせられドロップアウトとなる事例も多々発生している。
それを考えれば、中堅校を進学校としてハードルを下げ、各高校を細かい
偏差値で割り振りし、公立への不合格者を極力抑えている香川県の受験システムはとても手厚い。
西高はいまや診断150内申150程度、合わせて310あれば合格すると言われる中堅校となってはしまったものの、その点数で入学すれば確実に内部で底辺をさ迷い、授業にはついていけないどころか先生方からも置き去りとされ大学受験もままならないのが現実。
だからこそ、自分の身の丈に合った高校へ進学すべき。
進学校へのプライドが拘りを生み、身の丈に合わない高校を受験して私立へまっしぐらという図式だけは避けてもらいたい。
香川県は進学校よりも中堅校の方が手厚い先生方が多いという利点も、大学受験には有利に働く。
進学校だけが素晴らしい高校であるという概念は捨て去るべきだと個人的には思う。
>全国的に見ても、
偏差値65以下の高校は
母集団が同じでないと数値の比較はできません。
相当規模の受験者を確保した全国共通のテストが存在しない以上、「〇〇高校は
偏差値60」という数字は無意味ですよ。老婆心ながらご指摘まで。