ありがとうございます。そもそも
数学1の予習は学校側から指示されております。
数学が苦手な理由に、詰め込みで学習したせいで数式や公式の持つ本質を理解していない可能性があります。
例えば簡単な例で言えば、y=ax+b の、aとは何か。bとは何か。です。この本質が理解できていれば中学のx-yグラフ問題は自由自在に操ることができたも同然で、今年の入試の大問11も多分難易度が一番高かった問題だけど容易かったと思います。
私も
数学は得意ですが、公式等を学習した時には気にもしていなかったことに後からふと気付いて面白いなあと思うことはあります。
数学は面白いなあと思って取り組んでこそ伸びると思いますのでで、苦行のように思わず趣味みたいなものとして学習してもらえればなぁと思います!
ということで
数学の自習の進め方としてアドバイスをば
教科書の基本の説明と例題を「読んで理解する」
そこで理解できれば練習問題に進んで良いです。
↓
練習問題は、基本の説明と公式、例題にあるエッセンスでほぼ解けるはずです。この時説明や例題を見ながら解いて良いです。練習だからです。
そして、見ただけで頭の中で「これが正解」という確信ある解法がわかった場合は、それら全てをノートなどにいちいち書いて問題を解く必要はありません。
定着を図る意味で何問かピックアップして解くのは良いです。
すぐに解法がわからなかった問題についてはノートに書きつつ考えてください。
どうしてもわからない場合はわかるまで考える必要はないです。識者に聞くか教科書ガイドを頼ってください。
そして「ああ、なんだこういうことか。よし理解できた!」となり次に同様の問題が出た場合は解けるぞ!と意欲を燃やしてください。
(つづく)
次に問題集に進んでください。
まだ完璧に覚えていないかもしれない公式等は見ながらで良いです。(公式は意味不明の羅列ではないのでやっているうちに感覚でも覚えられます)
練習問題と同じく、この問題はこうすれば解けるな(この公式に嵌めれば解けるな)と理解できた場合はやはり必ず書いてまで解く必要はありません。
頭の中だけで(こうやってこんな感じで・・・)と考えるやり方はむしろ
数学脳のトレーニングにもなります。
こんな感じで進めます。今の予習段階ではフォーカスゴールドも後ろの方の難しい問題は不要かと思います。
これができるようになった後は実際の授業の流れや試験でどの程度の問題がでるのか、それに合わせて臨機応変にやっていきましょう。
先生や講師の説明を聞きながら全員一緒のペースで受動的に勉強するのではなく、自分のペースで理解しながら能動的に勉強することになるため、効果大と思います。
受動的だと理解漏れや理解を後回しにしてとりあえず教科書が先に進んでいくので結果ついていけないという事態が発生します。能動的に取り組めば自分が理解してから次に進めるので着実に
数学の実力を高めることができます。
「
数学が苦手な人のための、絶対に得意になれる勉強法」
みたいなタイトルの記事や書籍、参考書って数え切れないほどネットや書店にありますが、(3/19日の書き込み↑のような内容)、
数学が苦手な人嫌いな人得意じゃない人って、そもそも
数学の勉強をできるだけ後回しにしがち、避けがちです。
そういう人はいっぱいいて、理系にも一定数いると思います。
入学前の予習ですらもうほぼ手一杯でギリギリ。授業になるともう完全にダメでみんなの理解や進度についていけないから恥ずかしく感じるし、出来ない(点数が取れない)から面白くなくなっていき、しかもそれが本人の中でコンプレックスのような精神的なマイナス要素に段々となっていって、結局
数学の勉強から段々遠ざかっていってしまう…
(気持ち的にも。勉強しても全然面白くない、辛いしつまらない、など。学校に段々行きたくなくなるのと似てるかもしれないです。)、
そのような
数学ができないという大きくなったコンプレックスはネガティブな方向にしかいかず、
さらに各
模試やテストの結果で強制的に知らされる&先生や他の人、親などから指摘される、等のコンプレックスへの刺激&逆撫でがどんどん蓄積し、やっぱりそれが原因で一層さらにコンプレックスが肥大化してしまい、
ついには心の中のコップの水があふれてしまうような感じになってしまい、
数学の勉強&
数学自体に強い嫌悪感&トラウマ的な嫌さを感じるようになる(勉強するのすらやめちゃう人も多々)…
このような悪循環になっちゃう人ってすごくたくさんいると思うんですよね。
こういう人に
「
数学の本質の理解とは…」
とか
「
数学は面白いなあと思って(思うようにして)勉強すればよい。解ける体験を重ねて、意欲を燃やしていく」
「能動的な勉強」
…
などのような、綺麗でポジティブな言葉をかけてあげても、正直なところ高校生(浪人生も?)にとってはどうにもならないんですよね…
新入生にはまだ早いかもですが、
苦手な人達にとってはもう拷問のような苦行でしかなく、例えて言うならちょっと自分に理解できない範囲の
数学に触れるだけでもう嫌悪感でだめになり、めまい、じんましんで倒れちゃう… そんなレベルの苦痛さなようです。
「トラウマレベルで嫌いな食べ物を大量に食べろと言われ、ほぼ無理矢理食べさせられる」
「ろくに泳げないのに浅くないプールで50m泳げと言われ、水に飛び込ませる」
ぐらいな例えの地獄拷問です。
授業中という拘束時間、定期考査前という評定問題(赤点問題)クリアの時期、そのぐらいキツキツで切迫した状況じゃないと
数学をやらない(やれない)んですよね… しかもその勉強も100パー受動的で、能動的な点0パーセントですし。。
食べ物の嫌いなものへの意識克服は難しいですが、
数学への意識克服はもう非常に難しい… 食べ物なら食べなくてもいいっていう逃げ道がありますけど、勉強の方は基本3年間逃げ道ないですからね…
(受験の場合でも他教科でカバーできる点数も限られるので。。)
今書きましたが、他教科の勉強で
数学のマイナス分はカバーしようという発想にほとんどの人がなっちゃうんですよね…ひとまずは受験勉強の話です。
その方法で受験を乗り切れるからこそ余計に
数学への取り組みの気持ち・意欲がほとんど完全になくなっていき、最終的には
「
数学なんか要らない。勉強しても意味ないしやる必要ない。」こんな風に考えが固まってしまう、という事情もあったりするという…
(確かに社会に出たら
数学なんて使いませんが…… でも勉強は勉強。。)