私も東京から引っ越してきて5年たちますが、東京は小刻みに学校がありますが、長野県は
偏差値の振り幅が大きく困りました。公立も同じです。富士見からですと、甲府も視野に入れられますので、駿台甲府、また最近は都市大塩尻を併願校としている方も多いようです。
昔はそうでしたが諏訪清陵が中高一貫校となり魅力が増した結果、かつて県外や松本方面を目指した優秀層の流れは少なくなりましたね。
学校経営には200〜300人の生徒を集めなければなりませんので、人口が少ない地方では仕方がないです。
でも刻みが大きいのは悪いことばかりではありませんよ。
例えば偏差62の清陵をとっても、トップは東大に受かるだけの成績層が同居します。
東京で62では、上位者は他校に取られて、入学者の
偏差値帯はせいぜい62〜65くらいか、わかりませんが、輪切り過ぎて上位者でも早慶合格は難しいでしょうし、生徒の多様性も少なくなります。
もちろんそんな下位の生徒と一緒の学校なんてって考えの人もいるでしょうが、高校生活を通じて色々な仲間ができて、多様な人生に触れられる、とも言えます。
入試に関して言えば、中学にしても高校にしても入試からの選択肢が少ないと、地域として受験サービスが低い、ように見えてしまうかもですね。
でもチャンスが少ない分中学高校間で志願状況を確認し合い、極力不合格者が出ないようになってはいますよ。
清陵もそんなに倍率高くない、というか定員確保がやっと…なので、そんなに沢山滑り止めを受けなければならないってこともないと思います。
むしろ清陵で滑り止めを考えなければならないってなると、
あと清陵に限らず、長野の上位校は前期から2回受けるってことができないのは残念なところですね。
富士見だと
偏差値は高くなりますが、山梨の甲陵が前期で受けられるので受けて、ダメなら県内という流れが多いと思います。
この辺の制度設計は長野県や清陵の改善点かと。
あとは東海大諏訪、小淵沢の帝京第三も進学コースを始めたとか…
途中が途中でした。
むしろ清陵で滑り止めを考えなければならないってなると、二葉にしなさいとかいう圧も強くなるかと思います。
本当に上の方のおっしゃる通りかと。
圧があろうが無かろうが輪切りだから必然ですよね。
圧ってどういう意味ですか?
確かに上にあるとおり清陵の中高一貫で上位層の流出は激減しました。
実績が裏付けですね。今年の結果が待たれます。
受験は先とのことですが、質問者は高校入試の方式についてってことですよね。
中学受験が間に合うのならば中学からって手もありますが、富士見から通うのは遠いかもしれませんね。塾は商売なので中学受験を煽り気味ですが、無理をする程ではないかもしれません。
というのも、都内と違って人口密度や併願率が低いため、他校もそうですが、一貫校の内部生比率は低く、高校募集停止まで踏み切れるほど入試倍率も高くありません。
在籍者の半数以上は高校入学組で一貫教育と高校3年間での教育を並行させなければなりません。
学校から見れば上位者の青田買い効果はあり、上の方が書いている通り、地域外流出を一定程度防いでいるものと思いますが、生徒から見ると完全な一貫教育を受けられるというわけではなく、高校からでも合流できるシステムにせざるを得ません。
一方で、在籍半数以下に過ぎない中学の一貫教育ばかりがクローズアップされることで、これは都内もそうかと思うのですが、高校から入りにくいイメージができ、高校が不人気になりがちな面もあります。
清陵に関してはここのところ定員ギリギリな状況が続いていることもあり、入試
偏差値は低く、高校から入るのはそれ程難しくはないでしょう。
長野県では一般的に危ない橋は渡らせてくれません。どこも県立高校の倍率は1倍程度に落ち着きます。
県立1本の受験が未だ当たり前。
質問した者です。
数日経過して参りましたら、なんとたくさんの、そしてどの方も分かりやすいお話しをありがとうございます。みなさま、一銭にもならないですし、子どもの学力さておいての厚顔無恥ともいえる質問に真摯に答えてくださりありがとうございます!
皆様の回答を拝読して、自分なりに想像していたことがそんなにとんちんかんでもなかったな、やはりそうなのか!という思いです。
▶︎東京から越してきて5年 様
「
偏差値の振り幅」、私が聞きたいのはまさにそれでした!
やはり感じられたのですね。
駿台甲府はイメージでは
「滑り止め」というより「同レベルの併願」のイメージでした。
塩尻はなんとなく気になってはいたのですが、
知人に聞いても情報がなかったところでした。
ありがとうございます。
▶︎昔はそうでしたが…で始まる内緒さん さま
清陵が一貫校となる前は、
優秀層が松本深志や、、、伊那北?
県外とはどの辺りでしょうね。
山梨寄りの生徒は甲陵でしょうか。
ご返信ありがとうございました。
余談ですが、松本深志高校の学校登山で亡くなられた際の記録(独標に祈る)を拝読する機会がありました。当時は中学浪人して深志を目指された生徒さんもいたと知り驚きました。(深志については東京育ちの私も存じておりました)
▶︎ 学校経営には200〜300人の生徒を…から始まる 内緒さん 様
その通り、子どもの数が少ないのに学校たくさんあっても経営が成り立ちませんものね。
刻みが大きいのは悪いことばかりではない、
という件、本当にそうですね。
偏差値輪切りだと多様性が…って納得いたしました。
あと、元の質問には書きませんでしたが、
新聞の出願状況がほぼ1倍にそろっているのをみて
「学校が調整している?」と思っていたのですが、やはりそうなのですね。(世間知らずでお恥ずかしい限りです)
親としては
「学校で調整して、不合格者を出さないように談合してくれ!!
3月中旬に公立落ちて、どーんと落ちた私立にいくなんてきつすぎる…」と過保護なことを考えていたので、
もうそれ(談合)でいいです、って感じです(笑)
※言葉が不適切です。イメージです。
後の方が書いてくださっていますが、
その学校間談合で諦めなければならないときは
「二葉にしなさい」って言われたりするのでしょうね。
皆さんのおかげで、長野の受験がみえてきたような気がします。
書き忘れましたが、
前期入試(自己推薦型入試?)という謎の仕組みを知った時は
深志が清陵!なんて思ったのですが、
やはり上位校は採用してませんでした。
こうりょう→せいりょうは、日程次第ですね。
学校が調整というか、県全体で志願状況を調べて、それで調整されていく感じで。
やれば分かります。
東京のほうが受験に有利なのは間違いないんでしょう。
優秀な人は環境のせいにはしない。
情報収集は大切だと思いますが今いる環境でベストを尽くしてください。
東京の良いところも沢山あるのでしょうけど、田舎ならではってところもあるかなと。
東京はなんと言っても集団と情報。サピ、鉄緑に通って薦められたメニュー通りに対策して中高と進学すれば、同じような優秀仲間が集まり、受験のことも先々のことも今やるべきことも分かる。
個人が特別強い意志を持たなければモチベーション維持が難しい田舎トップよりも周りも同じような仲間で当たり前のように高い目標を目指す都会の方が流されて勉強もするでしょう。
ってなんだか都会のがやっぱり良さそうですね。
でも、諸刃というか、個人の強い意志ではなく、環境に流され、多様性のない中で何となく高い
偏差値の大学に集団の勢いで入るのと、仲間も少ない中で敢えて茨の道を乗り越えて切り開く意志を持った多様な田舎者こそ、例えば東京大学なんかは求めているって明言してるわけで。
あとは、東京の高校ってやってることもすごいんだろうなぁ、と思ってたけど、最近微妙かもと。
他にいくらでも良い職業がある環境で敢えて教員選ぶ都立とかは教員採用の倍率低いし、生徒募集も競争が激しい中で聞こえがいい高校生活を謳って受験対策なんかしないで生徒の主体性とばかりに放任で有名塾任せだったり。
今はネットで情報も入るので、田舎者にも是非頑張って欲しいです。
>こうりょう→せいりょうは、日程次第ですね。
山梨の高校は甲陵に限らず進学校でも前期があり、甲陵は前期受験が中心なので、
偏差値が高い甲陵前期→ダメなら長野県内後期の流れになります。
特に富士見だとそういう生徒は多いかと。
一方中学受験は長野県の方が入試が早いので清陵が先に優秀層確保出来る流れになります。
甲陵は若干ライバルなところがあり、日程早めたりぶつけてくるんじゃないかと思ったのだけど、現状そうでもないので清陵としては一安心な状況です。
と言ってもホントはそれぞれの校風や指導方針、実績などで選ぶべきなのでしょうけど。
質問した者です。
皆様、非常に有益なお話を、時間をとって丁寧にしてくださり感謝です!平面ですらなく、一本線だった情報が、平面になり、皆様のお話で少し立体になってきました。
私は「都会はよかったなぁ」と都会を賛美しているのではないのです。地方は厳しいなぁ、真剣勝負だなぁ、うちみたいな覚悟のないものにはきついなぁ、都会は甘えがあったなぁと・・・地方の受験環境で努力されるみなさまを尊敬(ちょっと言葉は違うかもしれませんが)しています。
それぞれ書いてくださった内容がとても役に立つし、お返事書きたいののですが皆さんが「内緒さん」
なので分かりにくくなってしまうかもしれません。
(同一人物ではなく、複数の「内緒さん」ですよね)
そもそもなのですが、たまたま諏訪清陵のページでお尋ねしておりますが、息子がその時になってその学力があるかはなんともいえませんし、希望するかもわかりません。(今のところ学校の勉強で苦労したことはないのでそのくらいは受験できるかなぁという親の勝手な計算です)
東京から越してくるとき、社会人時代の友達(新潟出身の東大卒)に
「新潟の高校って、
偏差値70の子ばっかり集まっている学校があるの?でも限られた地域で人数集まらなくて経営できないよね。同じ学校に50の子も70の子もいてコースがある感じ?」と聞いたら
「そんな感じだよ」と言われてました。
どなたかのお言葉をお借りすれば
「
偏差値で輪切りされたような」東京の高校出身にはにわかに信じがたい(いいとかいやだ!とかではなく想像ができない)ものでしたが、皆様のお話でそうなんだなと体感し始めました。
そして、その良さも!!
今まさに受験シーズンで
よその子が「前期落ちた。後期で勝負」なんて言っているのを見ると、
「落ちたらドーンと下がった私立なのかな?」
「ああ、受験前にみんな受かるように談合してくれ!!」
なんてよそさまのお子さんのことなのに思ってしまいます。
皆様、結局個別にお返事できませんでしたが
本当にありがとうございました。
今いる環境でベストを尽くしてください。
後ろを振り返っても今いる場所で頑張るしかないのですから。
学力の多様性ってことで言えば田舎高校には確かにありそうです。
同じ地域で選択肢が少なければ、共通点は一定の学力と同じ地域出身ということだけで集めざるを得ず、公立ということも含めて、男女や文理、教育方針などの違いで学校を選ぶことはできません。
学校側も特定集団を排除する余裕はなく、広く生徒を集めるため学校としての個性は出しにくくなります。
東京であれば私立が中心で人口も多いため、学校が個性を打ち出して対象生徒を絞る必要があるため、男子校・女子高、国際教育・理系教育、放任・スパルタ、宗教ルーツなど、学校側の選択肢には多様性があるとも言えます。
清陵の場合も、男子中心の伝統ある制度や行事に対して受験生が拒否感を持っていた時代があり、誰でも受け入れる「単なる」地域一番手校を目指して、伝統を廃し、ライバル校に習った一貫教育を進めるなど、学校としての個性を薄めてきたように思います。
学校としての個性を主張する一方で内部が均質化する都会の学校、内部の生徒は多様性だか学校としての個性は打ち出しにくい田舎校。
どちらがどうってわけだはないですが、そういう見方もできるかもしれません。
都会に有利な条件があるのは事実です。
県内のみに限っても諏訪は通学可能圏への優秀層の流出により実績が低迷した時期がありましたが中高一貫導入により早速一期生から顕著に実績向上が図られました。
今いる環境で結果を出していく事が大事ではないですか。
「都会はよかったなぁ」と「地方は厳しいなぁ」は同じですよ。
縁あって長野県に越して来られたのですから、今いる環境でベストを尽くしましょう。
都会が有利かは分野にもよるかと。
学校側から見たとき、学校の実績を作ろうと思ったら人口が多い都会にあることは有利だけど、生徒個人から考えると人口が多ければライバルも多いわけだし。
同じ学部で考えると都会の国公立は合格ラインが高すぎて。
例えば東京の人が地元で医者になろうとしたら東大医科歯科千葉に行けってことですよね。
田舎なら地元国公立の推薦で医者になれる。
他の学部然り。
ものは考えよう。
まさに今いる環境でベストを尽くせということですね。
中高一貫により顕著に実績向上が図られています。
今いる環境で結果を出していきたいですね。
質問者さんは高校からの受験をお考えですよね。
その人が殊更中高一貫を強調するコメントを読みたいでしょうか。
この学校は一貫になってからそればかりが目立ち、他の特色が薄れ、高校からの受験生を遠ざけているように感じます。
中学の先生から上下差が激しいので勧めにくい、と聞いただけですが、聞いたことはあります。
ホントかどうか知らないですよ。
でも、中高一貫が学校の全てであるような言い方は、内部生と高入生に差があるように感じさせるし、高校の評判にも関わるので、言い方とか、誰に対して言ってるのとかはちょっと気を使うべきだと思いますね。
高入生の先輩を見ていても、附属からの人に
負けまいと頑張って、ものすごく伸びた人もいます。
それで仲も良くなったりして。
いい意味でのライバルが近くにいることは、
よい環境とも言えると思います。
私は附属から上がりましたが、高入生の
コミュ力の高さとオールマイティに
頑張れる力にいい刺激を受けてます。
中学までの少人数での生活から、
世界が広がった気がしてます。
また高校受験で個性豊かな後輩の皆さんが
入ってくれるのを楽しみに待ってます!
頑張ってください!
併願はいらない。富士見なら絶対清陵に行く。ただそれだけ。
まあ、今はそうはいかないのね。甲陵は公立なら山梨だけにすればいいのに、富士見も富士見でなぜか山梨に行きたがる。甲陵は甲陵で存在価値を維持するには広域から集めるしかないんだろうね。山梨県内でのステータスは高いのか疑問だけど。山梨はみんな甲府に行くのでは?超少子化だからみんな必死だわ。
そんな流れもありましたが、中高一貫による実績向上で、今はだいぶ清陵へ回帰してきているようですよ。
実績が上がれば地元の伝統校になりますよね。
甲陵は長坂高校時代に茅野高にも富士見にも行かれない下位層を大量に受け入れていた、のが進学校化して通うのが次第に上位層に変わっていった。
って歴史的に考えると抜かれたから後から止めろって話にはならんだろうね。
清陵は十分立派な伝統校だよ。
一貫で色々捨てちゃった感あるけど。
自分の分析だけど、富士見〜茅野地域で清陵を選ぶのは親も清陵な元々土着の伝統派で、選ばないのはその伝統っぽさを避ける新住民ではないかと見てる。
岡谷〜諏訪は古いしきたりしがらみが残るイメージで、諏訪にある清陵もそんなイメージ。
茅野〜富士見の新興地域と土着諏訪とは壁を感じる。
な中で甲陵は県外県内というより、富士見と同じ八ヶ岳高原地域。
新住民にとっては県内の伝統校と言われても元々県外から来ているんだし、価値を感じないのでは。
あとは実際富士見からだと北杜のが近い。