伝統校は歴史を積み上げてきた分卒業生も多士済々になる。そしてそれは社会の中で一定の評価をもらえる「ことも」ある。
埼玉の私立高校は一部を除いて比較的新しい学校が多いので、歴史が積みあがるまでは大学進学実績が社会評価と注目を得るのに一番手っ取り早い方法になる。
ただし、進学実績にあまりにこだわりすぎると大学がゴールになってしまうから、そこは注意。
大学出ても社会に出てからまだまだ人生は続いていくからね。
だから伝統校が新興私立に
偏差値(特に入口)で抜かれたとか、逆に私立は進学実績ばかりで伝統の良さが無いとか、そういうことで優劣をつけたがるのは愚かしいとも思う。
新興私立も生き残っていくことができればいずれは伝統校になるだろうし、公立伝統校も先達が築き上げたその良さを大切にし続ければそう簡単に凋落することはないと思ってます。
要は自分が気に入ったなら、どっちも良い学校なんだってこと。
すごくいやらしい言い方をすればコネってことなんだけど、OBによく知られている人が多いとまだ何もなしえていない若造だとしてもスタートラインで少しだけ好印象を持ってもらいやすいということ。これは自分でどうこう言わずとも、その学校卒業というだけである意味安心感を持ってもらいやすいということ。また、後輩だとわかって応援してくれるケースも。
ただ、伝統校も色々だし春高は県民にとっては確かに好印象だけど、全国規模で見れば「どこそれ知らんけど?」と言われかねない立ち位置だしそこを周りの超有名伝統校と競争してもあまり意味がないと思う。
県立浦和や県立川越だって、都内の意識高い系の皆さんにとってはほぼ眼中になかったりする。
新興私立については、今実績をグングン伸ばしている素晴らしい学校もスポンサーである保護者世代にはなじみのなかった所なのでどうしても下に見られてしまいやすいという悲しいことが。
その場合は「自分がパイオニアになるんだ!」という気概を持って学校生活を十分にやりきるのが肝要かと。
上のリンクは2020年3月卒業のデータだったので、2021年3月卒業のデータで、旧帝大+一工も。
https://saitama-np-jukennavi.com/column-news/【埼玉県内大学合格実績ランキング】国公立旧帝/