★高3の1月期・期末テスト終了から指定校推薦獲得までの流れと自分がすべき事!
7月下旬
・3年1学期(前期)の成績発表。 同時に1年からの成績の平均を高校が教えてくれる。➡ 評定平均提示
8月
・指定校が発表される。➡ 条件をチェックする。
9月
上旬➡ 指定校の申し込み。
中旬➡ 行内選考を経て決定。
【重要事項】
・7〜8月のオープンキャンパスには、クラスの友達とは行かない方がよい。理由は、その友達がその大学志望でなくても、その大学を気に入ってしまったら、競争相手が一人増えることになるから。
*誰かと一緒にオープンキャンパスに行くのなら
・中学校時代の友達で、別の高校に在学中の子。
・自分より成績が低い子。
*自分が行きたい大学をクラスの友達の前で、むやみに褒めない方がよい。
【指定校を獲得する上で大切な事】
・0,1でもいいから評定平均を上げるように努力すること。
・競争相手を増やさないように、不必要なことは言わないこと。
※自分の成績(評定平均)を他人に言わないこと。➡ 同じ志望校の友達に成績を教えるのは、賢明ではない。また、クラスの友達から自分の評定平均が、同じ大学志望のライバルに漏れないようにも注意すること。 ★ 同じ大学志望の親しい相手ならば、必ず評定平均を見せ合って確認する。そのうえで自分の評定平均が相手より低い場合は、他の指定校の選択を考える。
※必ず受験勉強は続ける。➡ 指定校を取れる可能性が100%ではないから。
【指定校が取れなかった場合の対策】
9月:指定校の校内選考がある。
10月・11月:総合型選抜または公募推薦がある。
1月・2月:一般選抜がある。
※指定校推薦が取れなかったときは、公募推薦、総合型選抜の可能性を探る。
【大事な事柄】
※夏休み中は一般選抜組と一緒に受験勉強に励む!
9月から受験勉強を始めても、一般選抜には間に合わない!
※2021年から推薦でも学力検査が必須になった!
・2020年までは、
面接のみ、書類のみの受験が結構あった。
・2021年からは学力検査として、
小論文や課題、口頭試問などが必ず課される。
・2022年度からは、あまりにも学力検査の結果が悪いと落とされる子が出てくる。
以上の事柄に気を付けて、指定校推薦、総合型または公募型推薦を勝ち取ってください。最悪の場合は、一般選抜も視野にいれて受験勉強に励むことが大事です。
★指定校推薦で志望大学を決める時の注意
ただ単に A大学、B大学、C大学、D大学の一般的な評判や
偏差値だけで志望校を決めない事!!
【一番大事】なことは、あなたが大学で何を学びたいのかを、自分自身でしっかりと考え決断することです。
☆☆ まずは志望学部・学科を決めてから、指定校推薦枠にはどの大学に自分の希望する学部・学科があるかをチェックして、志望大学を絞り込み、最終的に○○大学の△△学部××学科という順序で決断しましょう。
志望校を世間一般の評判や
偏差値だけで決めた場合、入学後に自分が選んだ学部・学科が自分の興味のある分野でなかった場合は、悲劇を招きます!
その学部・学科が自分の望む分野でないからといって、学生生活が楽しくないから大学を中途退学をしたら、
学費を支払ったあなたの両親に迷惑をかけます。
また、あなたが指定校推薦枠を使って大学に入学した場合、大学ではあなたの成績をあなたが卒業した高校に連絡をし、あなたの成績不振を理由に翌年からの指定校推薦枠を削減したり、あなたが中途退学した場合などは、あなたの高校への指定校推薦枠の取り消しという事もあるので、あなたが後輩たちへ迷惑をかけることにもなります。
これらの事を充分に考えてあなたの志望校を決めましょう。
よく「知恵袋」などで、指定校推薦の○○大学経済学部と△△大学の法学部では、どちらがいいですか?、という質問が多く寄せられますが、この質問は全く的を得ていません。
将来大学卒業後、企業に就職してビジネスに携わりたいのなら、経済学部・経営学部・商学部がお勧めです。 ★しかし高校で習う
数学(数1・数A、微分・積分・確率など)や統計学を一通り理解できる知識が必要です。⇒特に経済学部。
数学が苦手な人は、他の人より多くの努力が必要です。
また、大学卒業後に公務員になりたいのなら、法学部がお勧めです。理由は公務員試験は、法学部で学ぶ法律の問題が沢山出るから。 ★公務員試験に受かるほとんどの人は、大学に入ってから予備校に通っているか、大学が提供する格安な公務員対策試験の講座を取っています。大学によっては他学部の人でも、この講座の選抜試験を受けて成績が良ければ受講できます。
★経済学部、経営学部、商学部の違い
◎経済学部:一言でいうと【地域】を扱う。
大田区の経済、神奈川県の経済、日本の経済とかアメリカの経済というように大きな世界を扱う。
◎経営学部:一言でいうと【会社】を扱う。
あの家電量販店はどのように儲かっているのか。このランチセットはいくらに価格を設定すると儲かるか。つぶれそうな会社はどうやったら立て直せるか。遊園地はどうすればもっとお客が増えるかなど。
◎商学部:一言でいうと【商品】を扱う。
しかし商学部と経営学部で学ぶ多くの分野は、重複している。
例えば食品会社それ自体は、どうやったら儲かるか。ラーメンの品揃えはどのように工夫したらもっと売れるだろうか。レトルト食品のヒット商品開発をどのように実用化するかなど。
★まとめ
自動車を例にすると
◎この自動車が売れることで、日本がどれくらい儲かるか ⇒経済学
◎トヨタは自動車を世界に販売して、どれくらい儲けているのか ⇒経営学
◎自動車はどのように商品開発をしたら、さらに儲かるか ⇒商学