僕は、樹形図なんてものは、書いていません。樹形図を、書くと図がごちゃごちゃになり、そのまま頭の中もごちゃごちゃになります。なので、樹形図はやめた方がいいです。樹形図で解ける問題は、樹形図の方がいいですが、開成を狙う人たちがやる問題は、樹形図だけでは、難しいと思います。
たぶん本屋に確率に関する中高生向けの入門書があるから、それを読むといいよ。あんまり難しいのでなくていいからね。文字が大きくて図とかイラストが充実している感じのでいい。中学生向けよりも高校1年生向けの方が充実していいかもしれない。PとかCとかは予習と思ってやるか適当に読み飛ばすかはお好みで。
以下、余談。
確率の難しさは、情報を最大限有効に活用して適切な数値を計算することにある。
例えば、東大に合格する確率を計算せよ、という問題を解く場合。
考え方その1
受かるか受からないか、よって1/2
確率の定義上、この考え方は「間違いではない」が東大入試の仕組みや受験生のレベルを知っている者からすれば「意味のある数値」とは言えない。
考え方その2
受験倍率が3倍なので1/3
これも確率の定義上、間違いでは無いが意味のある数値とは言えない。
事象の捉え方で確率の計算の仕方は全く異なる。事象や情報をどう解析するか、これが確率の難しさ。実際、社会人でもしっかり情報を解析できる人はそうはいない。そもそも現実は、確率を計算するための「質の高い情報を収集する」段階から試練があるのだけどね。
亀レススマソ。
本当に初歩の初歩だと
やさしい中学
数学 (学研)
ただこれは辞書のごとき分厚さで買うと3000円近くする。利用するにしても立ち読みで必要箇所だけ確認する程度でいいと思う。
もう一つは
坂田アキラのおもしろいほどわかる確率 (中経出版)
黄色い本。高校生用だがわかりやすい。上の本よりはレベルは上。立ち読みしてみて使えそうなら買ってもいいと思う。
このあたりが終わったら、高校への
数学 数学ハンドブック関数・確率編 (東京出版) あるいは高校への
数学 月刊誌で何月号かわからないが確率特集号で典型題をやってみる、というのが一つの案かな。高校への
数学 は最初ギャップを感じると思うけど。