北高では日東駒専に積極的に行きたい生徒は少ないと思います。その理由はMARCHレベルの学力を持った学生が周囲に少なくなるからです。国立難関大を目指す生徒がMARCH を受験しない、進学しないのも同じ理由ではないでしょうか。
日常のちょっとした会話に表れる内容、教養、考え方、視線の置き場所などが環境によって大きく変わります。その人数と4年間の積み重ねは、特に若い時代には大きな影響になります。
北高に入学して中学とのそのような差を感じた生徒が、大学という次のステージでも、北高と同じかさらに刺激的な環境を求めるのはある意味自然かと思います。その中に浪人という選択肢もあるのかと。
3年後の入試制度は大幅に変わる見込みで、その変化の年に浪人すると極めて不利になる、と大手予備校に指導されました。詳細はわかりませんが、もしそうなりそうな場合、北高の先生方は生徒をどのように指導されるのか気になります。浪人してでも〇〇を目指せとは簡単に言えなくなるからです。
予備校の中には既卒生クラスを持たない高校3年生までが指導対象のものもあります。そういう予備校や塾は現役進学がとにかく実績なので、志望校を下げるよう誘導したり推薦を勧めたりして、現役合格数を増やすようにする場合もあります。従ってその方針に沿った情報発信や指導をします。
浪人生が「極めて不利になる」入試制度は今までなく、プラス1年の勉強をした浪人生が現役生より不利になる制度自体がおかしなものです。教科情報が入っても、移行措置があるはずです。
上の方が言われるように、情報に翻弄されることなく、人生100年時代の基盤となる大学をどこで学ぶか考えることが大切だと思います。
就職時の現役浪人での有利不利をあまり言うと、企業の学歴フィルタを公言することになるので、どうでしょうか。
授業料など
学費では、理系はもちろん文系でも現役私立大4年間より、浪人+国
公立大4年間の方がはるかに安いので、親の経済的負担が大きくなることはありません。親のスネをかじるのは私立大の方が大きいです。
人物的要素が同じならば、3教科以下の受験科目ですむ私立大より5教科7科目を勉強してきた国
公立大受験者の方が学力上のキャバシティや可能性は大きいでしょう。