堀川高等学校 - 京都府 公立

文芸部に所属している者です。

まず、文芸部は楽しいのか、というご質問に対して。
結論から申し上げれば、人によります。
私にとっては楽しいですが、おそらく、楽しくないという人もいると思います。
理由は部活の性質にあります。文芸部の主な活動は、部誌を出すということです。部員は、部誌に作品を載せるために、それぞれに創作活動を行います。この「それぞれに」というところが大きなポイントでして、文芸部の活動というのは、「個人の創作活動」そのものが大きな部分を占めます。ですから、その「個人の創作活動」を楽しめる人ならば、文芸部は楽しいところでしょうし、それを楽しめない人ならば、キツいところでしょう。

次に、何をしているのか、というご質問に対して。
前の文の繰り返しになりますが、創作活動と、それをまとめた部誌の製作が、主な活動です。
創作の分野については、小説や詩歌が該当します。現状、全員が小説を書いていますが、1名、詩歌も並行して創作している人がいます。小説の文字数については、ひと作品あたり5000〜15000字と言ったところでしょうか。決して長くはありません。
部誌については、新入生歓迎号・文化祭号・クリスマス号の、年三回発刊します。昨年度はこれに加えて、電算機研究部とのコラボ誌『UNVIRTUAL PAPER』を、文化祭号と同時に発刊しましたが、今年度については未定です。
新入生歓迎号とクリスマス号は教室掲示の形を取っています。前者は4月、後者は12月に発刊されます。
文化祭号は9月の文化祭に発刊され、そこで校外に向けて販売されます。毎年100部程度つくられますが、多くの場合、完売します。噂によるとリピーターが多いらしいです。なお、昨年度はこれに加えて『UNVIRTUAL PAPER』を50部販売しましたが、これについても完売しました。文化祭は（コンテストに応募するのを除くと）校外に向けて発信する唯一の機会ですので、文化祭号の発刊は文芸部にとって重要な活動となります。
大枠としては上記のような形ですが、普段の活動についても触れておきます。部員は現時点で5人で、小規模な部類に入ります。そのうちの4人が兼部や自主ゼミとの掛け持ちをしているので、活動は基本的にユルめです。活動日は週3日となっていますが、全員揃うことは稀です。しかしながら、良い部誌を出すため・いい作品を出すために、活発な議論がなされるところでもあるので、やる気はある程度必要かとも思います。また、創作活動はその性質上決められた時間でするのが難しいところがあるので、時間外の活動が多いです。まあ、どこまでこだわって作るか、というだけの話なのですが。

最後に今年度における文芸部の方針と、ちょっとした宣伝をします。
文芸部はこれまである程度ルーズなところがあって、それが自由な創作の下地になっている部分もあったのですが、事務的なところでは課題となっていました。ですから、今年度ではそこの部分の改革を行って、活動の効率化を図ろうと考えています。兼部や自主ゼミとの掛け持ちをしていても、少ない時間でいい創作物を生み出せるような、そんな環境づくりをしていきたいと考えています。質問者様は中学生ということで、これから堀川高校に入って、部活をする可能性もあろうかと思います。ぜひ、文芸部に入って、この構造改革に力を貸してください。もしくは、自由な創作をして、ともに議論しましょう。お待ちしております。

長文・乱筆失礼いたしました。

質問者です。とても丁寧に回答してくださり、ありがとうございます。とても参考になりました。春から堀川高校に通うので、ぜひ入部したいです。もう一つ質問なのですが、部員の男女比はどうなっていますか。回答いただけたら嬉しいです。